親ができる本質的な対応法
今日も私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
感謝申し上げます。
先日、集団塾のクラス分けテストの結果が出て、クラスが下がってしまったというお話を、続けていくつかいただきました。
テストの結果を知った瞬間、頭が真っ白になってしまった、そんな方も多いのではないかと思います。
「あんなに宿題もやらせていたのに」「もっと私が見てあげていれば」。そんな思いが次々に押し寄せてきて、その日の夜はなかなか眠れなかった、というお話も伺いました。
本当に、そのお気持ちはよくわかります。
ただ、最初にどうしてもお伝えしておきたいことがあります。
クラスが下がったのは、決してあなたの対応が悪かったからではありません。
むしろ、真剣にお子さんと向き合い、宿題や生活のリズムまで気を配ってきたご家庭ほど、こうした場面に出会いやすいのです。
ですから、どうかご自分を責めないでいただきたいのです。
こうした時期に限って、ご主人から「もっと勉強させろ」「甘やかしているんじゃないか」といった言葉をかけられてしまうことも、少なくないようです。
どちらかというと、かなり多いというのが私の印象です。
中学受験は、お母さんが一人で受験全体の管理を担っているご家庭が多く、お父様との温度差に苦しんでいる方に、私は本当に多くお会いしてきました。
ただ、その言葉に、あなたまで焦らされてしまう必要はありません。
もし可能であれば、しばらくはパパには内緒で、お母さんとお子さんだけで、ゆっくりお茶を飲みながら気持ちを整理する時間を持ってみてください。
ご家庭の中に温度差があること自体は、仕方がないことだと思います。
そして、もし今この文章に心当たりがあると感じられたなら、どうか一人で悩まないでください。
まず今日、この順番でやっていただきたいこと
クラスが下がったと聞いた時、お子さんは何と言っていたでしょうか。
「別にいい」「もう頑張らない」、そんな投げやりな言葉を口にしたお子さんもいらっしゃるかもしれません。
ただ、その言葉をそのまま受け取ってしまうのは、少し早いかもしれません。
「別にいい」と言いながら、実は部屋にこもって黙ってテキストを開いていたり、「もう頑張らない」と言った翌日に、いつもより早く起きて勉強していたり。
そういう小さな行動の変化に、本当の気持ちが表れていることが、少なくありません。
子どもは、悔しさや不安をそのまま言葉にできないことが多いのです。
だからこそ、言葉だけでなく、その時々の表情や行動の変化を、丁寧に見ていただきたいと思っています。
そこで、結果が出た当日は、点数についての話は一切しないでいただきたいのです。
1.まずは「悔しかったね」「頑張っていたのにね」と、感情をそのまま受け止めてあげてください。
この日はテストの直しをさせようとしなくて大丈夫です。
二、三日経って、お子さんの気持ちが落ち着いてきたのを見計らってから、次のステップに進んでいただきたいと思います。
2.気持ちが落ち着いてきたら、今度はテストの誤答を三つに分けて考えてみてください。
一つは、わかっているのにケアレスミスで落としてしまった問題です。
二つ目は、そもそも理解が足りていない問題です。
三つ目は、今の学力ではまだ手が届かない問題です。
ケアレスミスだった問題は、答えは出せているということです。
ということは、書き方や見直しの手順を少し整えるだけで、次は取れる問題です。
理解が足りていない問題は、慌てて先へ進まず、その単元にじっくり時間をかけていただければ大丈夫です。
そして、今の学力ではまだ手が届かない問題については、思い切って今は無視してしまってかまいません。
この「今は捨てる」という判断ができるようになるだけで、お子さんの気持ちはずいぶん軽くなります。
すべての問題を平等に頑張らなければならないという考え方から、まず離れていただきたいのです。
3.この見直しが一通り終わったところで、声のかけ方も少し変えてみてください。
「宿題やったの」「今日は何点だった」という聞き方ではなく、「今日はどこを見直した」というように、取り組んだ過程そのものに目を向けた言葉に変えていく。
そして、勉強とは関係のない会話も、いつもより少し増やしてみてください。
この順番を守るだけで、お子さんの反応は大きく変わってきます。
大手進学塾という仕組みそのものについて
ここで、少し立ち止まって考えていただきたいことがあります。
今、通っていらっしゃる大手進学塾のカリキュラムは、多くの生徒を一律のスピードで進めていく仕組みになっています。
ということは、そのスピードにたまたま合わなかったお子さんは、理解が追いつかないまま次の単元に進まされてしまい、宿題という量だけが積み重なっていく状態に陥りやすいのです。
正直に申し上げますと、このシステムの中で、今のやり方をそのまま続けていても、この状態から抜け出すのは難しいという感じがしています。
宿題をこなすことに必死になり、クラスの上下に一喜一憂する日々を繰り返すうちに、お子さんの中にあったはずの「知りたい」「わかりたい」という気持ちそのものが、すり減ってしまうことがあるからです。
もちろん、大手進学塾のクラス昇降システムそのものが悪いというわけではありません。
ただ、そのシステムが、すべてのお子さんに合っているとは、必ずしも言えないのです。
むしろ、集団の中で比較されることに強いストレスを感じるタイプのお子さんにとっては、クラス落ちという出来事が、学習そのものへの意欲を根こそぎ奪ってしまうことがあります。
これでは、お子さんには、今の大手進学塾に通うことが、ストレスしかなく、ただ、ただ苦痛に感じるようになってしまいます。
それでも、まだ望みがあるということ
ここまで、厳しい現実のお話もしてまいりました。
ただ、私が本当にお伝えしたいのは、クラスが下がったからといって、決して終わりではないということです。
私がこれまで見てきた中で、クラス落ちをきっかけに大きく伸びていったお子さんたちには、共通点があります。それは、クラスの上下という結果ではなく、「なぜその問題が解けなかったのか」という原因に、丁寧に向き合ったということです。
先ほどお伝えした三つの分類と声のかけ方を、根気強く続けていったご家庭のお子さんたちです。
以前、中学受験を目指していたある男の子がいました。
彼は大手進学塾でクラス落ちを繰り返し、家では口数がめっきり減ってしまいました。
ご両親も、どうしたらいいのかわからず、本当に悩まれていました。
ただ、詳しくお話を伺っていくうちに、彼が本当に苦しんでいたのは、成績そのものではなく、毎週のように順位が変わる教室の中で、自分の居場所がどこにもないという感覚だったことがわかってきました。
大手塾の一律カリキュラムをそのまま続けていても、その感覚が変わることはないだろうと、私は感じました。
そこで、思い切って今の塾を退塾し、他塾で一から学び直すことを提案し、彼もご家族もそうすることに舵を切りました。
その塾では、宿題の量を大幅に減らし、彼の理解のスピードに合わせて、一つひとつの単元を丁寧に積み上げていく。
そして、彼が話す言葉の裏にある気持ちを、ご両親も、根気強く聞き続けました。
すると、少しずつ、彼の口から「ここがわかるようになった」という言葉が出てくるようになりました。
クラスという比較の枠組みから離れたことで、本来持っていた知的好奇心が、静かに戻ってきたのです。
最終的に、ご本人が第一志望とした学校に合格し、入学後も燃え尽きることなく、伸び続けています。
クラスが下がったという出来事は、お子さんの可能性が失われたということでは決してありません。
むしろ、今の学び方が、その子には合っていないというサインを、早めに受け取れたということでもあります。
そこにまだ望みがあると、私は本当に思っています。
今の塾を辞めるという決断について
ここまで読んでいただいて、「今の塾を辞める」ということ自体に、大きな不安を感じられた方もいらっしゃると思います。
特に、お母様が大きな不安を感じられると思います。
本当に、その気持ちはよくわかります。
長く通ってきた塾を退塾するというのは、それだけで大きな決断です。
ですから、必ずしも初めから退塾を決めていただく必要はありません。
まずは個別相談で、今通っていらっしゃる塾との付き合い方そのものについて、一度お話しするという形でも構いません。
ただ、6年生のお子さんの場合は、入試までの時間的な余裕を考えますと、しばらく様子を見るという選択が難しいのは間違いありません。
現在、6年生の個別相談につきましては、関東地区の受付を一時的に締め切らせていただいており、関西で浜学園、希学園、馬渕教室、日能研関西、能開センターなどの大手進学塾に通われている方を対象に承っております。
こういうお悩み、本当に多いです。
実は、私の個別相談でもまさにこのケースのご相談をよく受けます。
もし一人で悩んで抱え込んでいるなら、一度お話ししませんか。
お悩みの方は、まずは学習状況セカンドオピニオンとして、個別相談にお申し込みください。
本気で来年の合格を目指したいと、お子さんご本人が塾を変わる覚悟を決めて、全力で取り組みたいというのであれば、難関中学受験対策専門塾クリエートベースで、残り半年、全力で取り組んでみられるのも良いと思います。
難関中学受験対策専門塾クリエートベース
https://createbase.jp
この夏の夏期講習からでは遅いのですが、本気で来年の合格に向かって全力で努力をしていきたいというお子さんであれば、このクリエートベースでの学びは大きなものがあると思います。
クリエートベースでは、本気で学ぼうとする子ども達が、懸命に来年の合格に向けて、自ら積極的に学んでいます。
この子どもの姿勢がなければ、合格はありません。
受け身での受験勉強では、到底、志望校の合格は難しいことは、お分かりいただけると思います。
このクリエートベースで本気で学ぶ子どもたちを、私自身も直接、関わってサポートしています。
子どもたちは本当によくがんばっています。
こういう環境も、とても大事だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますようにお祈りしております。
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