難関校に合格する子のメンタルに共通する「3つの習慣」
今日も私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。 感謝申し上げます。
先日、面談でお会いしたお母さんが、こんなことをおっしゃっていました。
「模試の結果を見せるのを、最近すごく嫌がるようになったんです。前は自分から見せに来ていたのに」
大手進学塾に通わせていて、偏差値は50前後で足踏みが続いている。宿題はなかなか終わらず、本人からやる気が伝わってこない。
それでも「少しでも上の学校へ」という思いは変わらず、その気持ちが空回りして、ご自身でも苦しくなっているとのことでした。
もちろん、少しでも上を目指したい、この子の可能性を伸ばしてあげたいというお気持ちは、親として当然のものです。
ただ、答案を見せたくないという行動の裏には、単に「怒られたくないから」というだけではない、もう少し複雑な気持ちが隠れていることが少なくないと、長年たくさんの親子と接する中で感じています。
これまでの経験の中で、難関校に向けて最後まで気持ちを崩さずに走り続けられる子と、途中で苦しくなってしまう子とを見比べてきました。
その違いは、決して「もともとの強さ」ではないと思っています。
ということは、そこには何か、後から育てていける部分があるはずです。
今日は、そのヒントとして、3つの視点をお伝えしたいと思います。
ただ、これはあくまで一つの視点であり、これを実践すれば必ず結果につながるというものではありません。
お子さんの気質や環境によって、当てはまり方はさまざまです。その前提でお読みいただけたらと思います。
1つ目の視点、ミスをどう受け取るか
テストで間違えた時、それを「自分はだめなんだ」という気持ちに直結させてしまう子がいます。
一方で、「ここが分かっていなかったんだな」と、少し距離を置いて受け止められる子もいます。
この違いは、お母さんの声のかけ方によって、少しずつ変わっていくという感じがしています。
「なんでこんな点数なの」という問いかけよりも、「今回、どこが引っかかったのかな」と、一緒に見ていく姿勢の方が、子どもの心を守りやすいのです。
ただ、これは簡単なことではありません。
感情を切り離して考えるという力は、年齢や特性によって育ち方に大きな差があります。
落ち着いて自分を分析することが苦手な子もいますし、その日は答案そのものを見たくないという日もあると思います。
そんな時は、無理に振り返らせず、時間を置いてから、本人が話せそうな時に一緒に見るという選択も、十分にありだと思います。
2つ目の視点、親の気持ちと本人の気持ちを分けて考える
「お母さんを悲しませたくないから頑張る」という気持ちは、時に子どもを追い込んでしまうことがあります。反対に、「自分がこの学校に行きたいから頑張る」という気持ちを持てている子は、本番の場面でも、自分の力で踏ん張れることが多いように感じます。
ただ、すべての子がそうあるべきだとは、私は思っていません。
志望校への思いが、まだ本人の中でしっかり育っていない場合もありますし、正直に言えば、今のタイミングでは受験そのものが本人にとって重すぎる、という場合もあると思います。
その時に、続けることだけが正解ではなく、一度立ち止まる、あるいは受験そのものを見直すという選択も、ご家族にとって大切な決断になり得ます。
そしてもう一つ、お伝えしたいことがあります。
お子さんが答案を隠したり、宿題から逃げたりする姿を見ると、お母さんは「自分の関わり方が悪いのだろうか」と、ご自身を責めてしまうことがあります。
ただ、その背景には、塾のカリキュラムの負荷や、学校での人間関係、本人がもともと持っている気質など、いくつもの要因が重なっていることが多いのです。
お母さんお一人の関わり方だけが原因ということは、必ずしもありません。
どうか、そこだけを抱え込まないでいただきたいと思います。
3つ目の視点、昨日の自分と向き合う時間
偏差値やクラスの順位は、どうしても他の子との比較になってしまいます。
そうではなく、「先週できなかった問題が、今日できるようになった」という、自分自身の変化に目を向ける時間を、少しでも持てるといいと思います。
夜、寝る前に「今日、なるほどと思ったことはあった?」と、一つだけ聞いてみる。それだけで十分です。
ただ、これも、その日の子どもの状態によって、負担になることがあります。振り返る気力がない時は、その日は何も聞かずに、そっとしておいてあげてください。
あるいは、お母さんではなく講師など、少し距離のある大人が担当する方が、話しやすいということもあります。
すべてを声かけだけで解決しようとしないでほしいこと
ここまでお伝えした3つの視点は、あくまで学習への向き合い方を整えるための、一つのきっかけに過ぎません。
不安が強く出ている場合や、眠れない日が続いている場合、あるいはいじめや学校での不適応、発達の特性が関わっている場合には、ご家庭での声かけだけでは十分ではないことがあります。
そうした時は、学習の相談だけでなく、医療機関やスクールカウンセラーなど、専門の窓口と一緒に考えていくことが必要になる場合もあります。
本当に、日々悩みながらお子さんと向き合っていらっしゃることと思います。
この状況の中で、これ以上どうすればいいのか分からなくなるのも、仕方がないことだと思います。
ただ、その悩みを一人で悩んで抱え込む必要はありません。
もし、今のやり方に迷いを感じていらっしゃったら、お困りの際は個別にご相談ください。
学習の進め方についても、日々の関わり方についても、一緒に整理していけたらと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますようにお祈りしております。
