中学受験と不登校(728)中学受験と子どもの成長

中学受験と子どもの成長
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
先日、私が尊敬する旭進学会の荒井塾長先生にお招きいただき、保護者会で荒井先生と対談させていいただきました。
私の教育コンサルティングや教育カウンセリング、直感カウンセリングを受けていただいている方で、ご希望の方には、ご連絡をいただきましたら動画の準備ができましたら、URLをお届けいたしますので、ご連絡ください。
保護者会は「中学入試と子どもが受ける影響」というテーマで、まず、荒井先生から今年の中学受験結果と、中学入試の現状についてのお話がありました。
これだけでも、お聞きいただきたい内容です。
関西の中学受験の現状がとてもよくわかりました。
その後、私も入らせていただいて、中学受験で選ぶべき私立中学校、これからの子どもに何を学ばせる必要があるか、どうすれば、将来、社会で活躍できる人になれるかとなどいうことについて、荒井先生と対談しながら、ご家族からもご質問いただき、とても内容の深い、充実した保護者会になりました。
この中で、荒井先生から大手進学塾における、他の子どもとの競争は、確かに子どもが成長する部分があるけれども、常にその競争の中でやっていくのは、子どもの心をすり減らしてしまい、成長するよい点よりも、圧倒的に子どもの気持ちをすり減らし、子どもを疲弊させるというご指摘がありました。
これには、私も全く同感です。
常に競争にさらされ続け、ご家族の期待を背負い、小学生として他の子ども達と楽しく遊んでいたい気持ちを我慢し、自分の感情をも押し殺して、小学校の4年生や5年生くらいから、ひどい場合には小学1年生から、ずっと勉強中心の生活をしていては、子ども達の心の成長は、そうでない場合比べて、かなり遅れることはやむを得ません。
荒井先生と私から、小さい頃に、いろいろなところに親子で行き、いろいろな情景を見せる、いろいろな人と出会わせることが、子ども達の感性を育てるというお話もさせていただきました。
国語で物語文を読んでいて、たとえば、「河原で沈みゆく夕陽をただ、ぼんやりと見ている。近くで赤とんぼが飛んでいる。」というような文章があったとしても、それが頭に思い浮かばない、わからないのでは、その時のこの登場人物の気持ちを理解することなどできません。
ですから、いろいろな情景を子ども達と一緒に見て、子ども達の感性を育てていくことは大切だと言うお話をさせていてただきました。
そうすると、参加しているご家族から、「まさに、そのことが起こっていて、全く国語の教科書の文章の情景がわからないで、質問されて困っている。」というご意見がありました。
どこかに行ったから、すべての情景ががわかるわけではありません。
だけども、情景を想像する力、その時の登場人物の気持ちを考える力は、少しは養えると思いますと、荒井先生も私もお伝えしたのです。
そして、私からは、「お子さんが安心して学べることが、一番、成績も心も成長する」というお話をさせていただきました。
これは、いつも、このブログでもお話しさせていただき、会員の方には、常にお伝えしていることですが、子どもにとって安心・安全の場で学ばない限り、学びはないと私は思っています。
そのことをお伝えし、荒井先生の旭進学会では、必ず、子ども一人ひとりを見ていて、元気だったり、様子がおかしかったりということを、いつも見守りながら学習をしているので、子ども達が確実に伸びていくということを、お伝えしたのです。
これが、一番、大手進学塾にかけている部分でもあります。
それが証拠に、荒井先生のところで今年、私立中学に合格した男の子は、荒井先生の旭進学会に来る前は、到底、合格した中学校には合格できるような成績ではありませんでした。
私も何回か、その子どものことも見せていただき、問題を解いている様子を見ていますので、とても難しいだろうと思っていましたが、この冬休みに荒井先生とお話ししたときに、「算数の解き方が、ものすごく成長していて、解説よりも良い解き方をしていて驚いた」と聞いて、すごいなあと思いました。
お聞きすると、その子どもが元々在籍していた大手進学塾では偏差値40あるかないかくらいだったそうですから、たった1年ちょっとで、偏差値60の学校に合格するのは、本当にすごいと思います。
このくらい、子ども達は安心して学べば伸びるのです。
それを、しっかりと見せていただき、私も驚いています。
他にも、この保護者会では、本当に多岐にわたるお話をさせていただきました。
こういう保護者会ができるのも、子どもを通わせていらっしゃるご家族が、子どもの本当の意味での成長を願っていらっしゃるからに他なりません。
本当に穏やかで子どものことを大切にお考えになっているご家族ばかりで、とても良い保護者会でした。
こんな充実していて、ご家族からも良かったと言っていただける保護者会になったのは、参加してくださっているご家族が、大切な子どものためにどうしたらいいかと真剣に考えてくださっているからに他なりません。
すばらしい保護者会に参加できて、私もとても学ばせていただきました。
心より感謝申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。