中学受験と不登校(733)学校に行けないときの「学び」

学校に行けないときの「学び」


今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。



子どもが不登校になって、家にいる状態になると、ご家族がとても心配になるのは、当たり前のことです。

しばらくの間は、学ぶとか学習するとかを考えている余裕がありません。

そんな心の余裕はまったくないからです。


それから、しばらく時間がたつと、ご家族も子どもも、ようやく少し落ち着いてきます。

そうすると、ご家族の中には、このままでは、学習も遅れていくという焦りが出てくる方も多いと思います。


ここで焦って勉強をさせようとしてしまうと、不登校の期間が長くなってしまうことになりかねません。

なぜなら、子どもが学びたい、学習したいと思っているとは限らないのです。



やっと学校のことを考えることから、少し離れたのに、また、ご家族が勉強させようとすることで、学校のことを思い出してしまい、辛くなるからです。


では、この少し落ち着いたときに、どうしたらいいかということを、お話ししてみたいと思います。


そのためには、そのときの子どもの状態から考えていかなければなりません。


あくまでこんなことが考えられるのではないかというだけであって、必ずこうだと断定できるものでないことは、お分かりいただけると思います。


子どもによって感じ方も違いますし、状況も異なります。

ですから、あくまで一般的にこうではないか、という程度だと思ってお読みください。



少し落ち着いた時というのは、子どもがどのような状態だと思われますか?


まず、ようやく落ち着かない状況は抜け出したと考えていいでしょう。


ところが、では、学習に気持ちが向いているかというと、まだまだ、とても学習なんていうところには、気持ちは向いていないし、今の自分の状態も受け入れられるものではないと思っていることが多いでしょう。


ですから、ゲーム、Youtube、アニメ、漫画などに逃げてしまっていることも多いですね。


こんな時には、まだ、「勉強」という感じには到底なりません。


では、こんな時に、何を学んでもらえばいいと思いますか?


実は、何でもいいと思います。

興味がわくものすべてを学ばせてあげていただければいいと思います。

少し興味を示していることがあれば、その話をしてみるとか、インターネットで調べてみて、こんなのがあったよと見せてあげるとかから始めると良いと思います。


ここには2つの良さがあって、一つは、今の自分をご家族、特にお母さんが受け入れてくれていると思えること。

もう一つは、少し興味があることをより深く知ることで、知らなかった世界に興味が持てること。

要するに外の世界に興味を持つことができるからなのです。



あまりにも何もしないでゲームばかりしていたり、Youtubeばかり見ていたりする場合は、少し料理をしようと誘ってみたり、家事を手伝っていただいたりしていくのも良いと思います。

将来、一人暮らしをするときに、役立つと思いますし、家事を手伝ってもらうことで、人の役に立つという実感も持てると思います。



もし、面倒くさいと嫌がるようであれば、無理にさせる必要はありません。

その時は、まだそのタイミングではないと思えばいいだけのことです。



こうして、少しずつ「学び」を増やしていくことが大切だと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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