中学受験と不登校(725)自分なりの学習方法で

自分なりの学習方法で
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
不登校だった子ども達が、高校受験、大学受験にチャレンジしています。
大学受験生は、共通テストが良かった子どもも、悪かった子どももいます。
共通テストを受けることが辛くて、それでも、乗り越えて受験した子ども達もいます。
不登校だった子ども達が受験していくのを、長年、見ていて、思うことがあります。
それは、受け身で勉強していたのではダメだということです。
彼らには、ずっと言ってきました。
「不登校だったから、学歴を書き換えて代わりにしようと思ってはいけない。そんなために受験してはいけない。」と。
そういう側面があるのは、当たり前なのですが、それをメインにしてはいけないと伝えています。
あくまで自分が学びたいから受験をして、次の学校で学んでいくのであって、学校に行けなかったから、次の段階に進んで取り返す、みたいな感情で、受験をしてしまうと、うまくいかないときに、余計に落ち込んでしまいます。
また、そもそも受験するのは、本当に学びたいと思っていなければ、受験勉強が続きません。
ですから、彼らは受験すると決めたら、本気なのです。
その受験勉強が始まると、「授業を聞いていても、できるようにはならい」と口をそろえたかのように言います。
今は映像教材も、オンライン授業もあります。
しかし、それを視聴していても、できるようにはならないと言うのです。
それは、その通りだと私も思います。
映像教材、映像授業と呼ばれるもの、リアルで授業を受けることができる予備校など、様々なものが今はあります。
確かに、わからないところがあれば、その部分を理解するためには、良いものが多くなりました。
しかし、そもそもの学習内容については、自分で学ばないとわからないと、子ども達は思っているのです。
ですから、英語でも数学でも古文でも、理科や社会でも、細かく説明の書いてある参考書や教材を、丁寧に読んで学んでいきます。
効率的ではないと思われるかもしれませんが、子ども達は、その方が無駄がないと言います。
なぜなら、1から説明してくれている映像授業でも、パソコンやタブレット、スマホを立ち上げ、その見たい動画を探し、見られるようにするまでに時間がかかること、わかっているところは飛ばさないと見たいところまでいけないことを考えると、参考書や教材だと、すぐここだとわかるので、圧倒的に早いし、効率が良いのだそうです。
それは、間違いないと私も思います。
結局のところ、自分でそうして学んだ方が圧倒的に早いことがわかると、映像はまだるっこしくて仕方がありません。
それと、映像はどうしても受け身で見てしまいがちです。
教材であれば、自分で探したり、自分で何度も何度も読んで、わからないところだけを、質問すれば、それほど効率が良いことはありません。
しかも、自分の勉強方法、勉強スタイルで学ぶことができます。
これほど、効率の良い方法はないのです。
あとは、その進捗管理をしっかりできること、困ったときにどうするかということが問題になります。
私が相談員をさせていただいているフリースクールでは、私も含め、スタッフがその進捗管理や困ったときの相談に乗りながら、受験勉強をしています。
そうすることで、安心して受験勉強をして欲しいからです。
実際に、子ども達に勉強を教えることもあります。
それは、わからないところだけです。
ただ、どんな質問が来るかわかりませんから、スタッフはたいへんです。
でも、自分で勉強する習慣をつけ、勉強方法を身に着け、次の学校での生活を楽しみにしながら、懸命に努力をしている姿には、いつも感心させられます。
あれだけ学校に行けずに悩んでいたのに、と思うと感動します。
今日も受験に向かっていることだと思います。
自分の学んできたことを、しっかりと発揮してきて欲しいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。