中学受験と不登校(711)お子さんをしっかりと見てあげて

お子さんをしっかりと見てあげて
今日も私のブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
感謝申し上げます。
中学受験、大学受験が始まり、いよいよ入試本番です。
この時期の学校がどのような状況がご存じですか?
学校内がどのような雰囲気か、お母さん、お父さんは知っていますか?
高3生は、もう、一人ひとりが自分のやるべきことをやっていることが多いでしょう。
もう入試が終わり合格している子どももいますから、人それぞれといったところでしょうか。
学力があまり高くない子どもが多い学校は、進路が決まっている子どもが遊ぶことばかり言ってるので、これから入試を受ける子どもがやりくい雰囲気になっていることがあります。
進学校では、全員が入試に向けて準備をしているので、ピリピリした感じになっている学校も多いです。
小6生だと、中学受験する子ども達の多くが学校を休んでいるところがあります。
インフルエンザや風邪をひくことを懸念して、自宅で勉強していることも多いのがこの時期です。
一方で、中学受験をする子ども達が多いのに、休んでいる子どもが少ない学校もあります。
休んでいる子どもが多い学校では、残った子ども達がのびのびと過ごしていて、楽しんでいる感じです。
中学受験でも休まず来ている子ども達が多い学校、クラスでは、中学受験の子ども達が、妙にはしゃいだり、イラついて嫌がらせを言ったりすることもありますが、概ね、いつも通りの感じです。
中3生だと、まだ、多くの子ども達が普通に学校に来ているでしょうが、いろいろな状況の子どもがいるので、かなり落ち着かない状況のこともあります。
特に女の子たちはグループになっているので、そのグループで話題に上ることが違ってきます。
男の子たちは、ストレス解消にいろんな話をしたり、勉強したり、一人で本を読んだりしている子どももいるでしょう。
それぞれの段階で違った様子が見られると思いますが、自分のお子さんが、その中で、どのように過ごしているのか、その時に、どのような思いでいるのかということを、考えておく必要があります。
なぜなら、こういう時期に、精神的に不安定になる子どもがいるからなのです。
学校に行くことで、みんなと話したいと思いながら、どうふるまっていいかもわからず、周りにすごく気を使う子どもがいるのです。
こういう子どもは、すごく優しい部分があり、そんなに気をつかわなくていい、もう少し自分の思う通りにふるまっていい、と周りの大人から見れば思えるくらいに、気をつかってしまい、しんどくなってしまいます。
こういう子ども達は、家に帰ったら、少しは自分らしくふるまうのですが、そのことが、かえって学校での様子をわかりにくくしているところがあります。
家では、ものすごく我がままを言って、お母さん、お父さんは「この子は結構わがままな子どもに育ってしまった」と思っていても、実は、ものすごく気をつかっていて、外ではとても繊細な部分があり、自分らしくはいられないこともあるのです。
でも、家の中でも、ある場面では、何気なく家族に気をつかい、他の家族兄弟を優先したり、自分のことを後回しにしたりしています。
そういう時でも、意外とご家族は気がついていないことがあります。
日頃の様子を知っていて、お母さんからお話を聞くと、どうしてその動きをしているのか、なぜ、そうしているのかが、私にはすごくよくわかるのですが、ご家族には、全く理解できないことがほとんどです。
どうしても、ご家族に見えている部分と、外側に見せている部分が違いますから、ご家族以外の方からもお話を聞いておくこと、そして、子どもの話をしっかりと聞いておくことが、この時期、特に必要です。
また、そのことで、ご家族がお子さんのことを、ある程度、わかってあげていることで、様々な面でどのようにサポートしていけばいいかがわかります。
精神面や感情面、健康面、学習面など、子ども達が不安を感じたところに対して、ご家族が早めに対応してあげることができます。
そのことで、安心して直前の最後の努力をすることができ、受験についても落ち着いて臨めるようになるのです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。