中学受験と不登校(656)話を最後まで聞き切る

話を最後まで聞き切る
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
いつもありがとうございます。
感謝申し上げます。
子どもの話を「どのように聞くか」ということをテーマにお話ししてきています。
前回は「話の途中でアドバイスしない」ことをお伝えしました。
聴くときは、
1)丹田を子どもに向ける
2)口角を上げて和やかにほほ笑む
3)静かに深くしっかりうなずく
4)アイコンタクトを意識する
5)自分からはあえて話さない
6)話の途中でアドバイスしない
ことをお話してきました。
今日のことは、お母様もお父様も難しいことかもしれません。
それは、「最後まで聞き切る」ということだからです。
子ども達は、自分の思いを言葉にするのに、考えながら話すこともあれば、思いつくまま話すこともあります。
どちらにしても、話がうまくまとまっていないことが、よくあります。
子どもが話しているその時に、大人は途中で話を聞きながら、つい口をはさんでしまいたくなってしまいます。
一度、口を挟むと、自分の思いを話してしまったり、訊きたくなったことを聞いてしまったりします。
そうすると、子どもは自分の思いを話せなくなってしまうのです。
これまでも、最後まで黙って聞くことについては、何度もお伝えしました。
何度もお伝えしているのは、大人はそれくらい、黙って聞くことができないからです。
子どもに言いたい、伝えたいと思ったら、つい話してしまいます。
こうなると問題は、3つ出てきます。
①子どもが話したかった事を話せないこと
②子どもの話したいことと違う話になってしまうこと
③子どもは聞いてもらえないと思ってしまうこと
最後まで聞けないことは、子どもにこれだけの思いをさせてしまうのです。
特に、テストが悪かったことや、何か子どもがやらかしたことで、子どもが自分の言い分を伝えタイと思っているときに、途中で話をさえぎられると、もう話したくないと思ってしまいます。
これは、年齢が上がれば上がるほどそうなります。
ところが、ご家族は気になっていることがあると、どうしても聞きたい気持ちを抑えきれないことがあります。
中には、「なぜ、途中で聞いてはいけないのか?」とおっしゃるお父様、お母様もいらっしゃるのです。
ご自身が話しているときに、途中で質問されて、話がそれた場合、どう感じられるかを考えてみてください。
思うではありません。
感じるかです。
子どもは、大人よりも感じる力が強いです。
そうすると、子どもは頭で「思う」よりも心で「感じる」ことの方が大きいのです。
この感覚も、ご理解いただいておかないと、うっかりやってしまうと、すごく子どもの心を傷つけてしまうこともあります。
ですので、ご自身が話しているときに、「ゆっくり、しっかり、じっくり」聞いてもらえないと、どう感じるかを意識してほしいのです。
子ども達は、そのくらい聞いてほしいと思っています。
その「思いを聴く」ために、最後まで聞き切ってあげて欲しいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。