いじめと暴力動画
今、全国のあちこちで、「いじめ」と称する暴力行為が明るみに出ています。
まさにその暴力をふるっているところを動画に撮っていて、それがSNSで拡散されているのです。
北海道、栃木、静岡、大分、熊本だけではきっとありません。
全国の学校でこういう暴力行為が行われていると、私は思っています。
ここでは、学校がどうあるべきかとか、ネットに晒すことがどうかとかをお話しするつもりはありません。
ただ、この暴力をふるっている子どものご家族、それと、この動画を撮っている子どもや周りで見ている子ども達のご家族は一体、子ども達に何を伝えてきたのかということです。
暴力をふるった子ども達を被害者だという気は全くありません。
そんなことはあり得ないのです。
中学生や高校生にもなり、暴力が許されないこともわからないのであれば、社会人になってもわからないでしょう。
しかも、やっている暴力が尋常じゃありません。
どれもこれも、異常です。
私が中学の時の昭和であれば、まだ、ああいうことはありました。
その時代の言葉で行けば、確実にいじめではなく「リンチ」です。
やり過ぎというレベルの話ではありません。
あそこまで暴力をふるえば、やられている子どもが命を落とすか、後遺症として障害が残る可能性を否定できません。
私が中学生や高校生の時にも、リンチはありました。
ただ、その時は、「もうこのくらいにしといてやる」というのが、どこかでありました。
それは、素手で殴る、蹴るが最も危険だと言うことを、殴る蹴るしている側がわかっているからです。
殴られる痛み、蹴られる苦しみを自分も知っているから、「このくらいにしといてやる」と歯止めが効いたのです。
しかし、動画の子ども達は、全くそんなこともわからずにやっているようにしかみえませんし、その方が問題です。
もちろんのこと、わかってやっているとしたら、殺人未遂罪は適用されないといけな事案です。
そのくらい酷い状況であることは、誰が見てもわかることです。
この子ども達のご家族が「どんな子育てをしてきたのか」を問われても仕方がありません。
あそこまでできるのは、おかしいからです。
どういう事情があろうとも、あれは許されないことでしょう。
2023年3月に「中学受験と不登校(122)塾帰りの子どもと金髪の少年」という記事を上げました。
中学受験と不登校(122)塾帰りの子どもと金髪の少年
https://ameblo.jp/k-tani-2020/entry-12792068517.html
この中で、塾帰りの子ども達が平気で叩きあっているということを書かせていただきました。
そうして電車の中で騒いでいる子ども達を金髪の子ども達が注意したことに驚いて、書かせてもらいました。
この子ども達も、人を叩く、蹴る、殴るということに対して、日常的に違和感など感じていません。
こういう子ども達も、ストレスがかかると、すぐに今回の動画のような状態になります。
ちがうとすれば、その後のことを少しは考えられるので、踏みとどまれる可能性はあります。
しかし、大手進学塾の中でちょっとした小競り合いは起こっていますが、周りの子ども達の目と塾の厳しいチェックですぐさま止められているので表沙汰にはなりません。
こういうことが起こる背景には、実は、ゲームや暴力的な動画を見せることが、こういう結果を招いていることも大きな原因です。
しかし、そのことも含めて、暴力をふるった子ども達のご両親が、子ども達に何を伝えてきたのか、そのことを問われたとしても仕方がないと思います。
そのご家族が「こんな状態だと知らなかった」としたら、もっと問題だと思います。
子どもは、ご家族の前ではそこそこに良い子を演じていたことになります。
そういうことを見抜けなかったとしたら、親子で本音で話せているとは思えないからです。



