中学受験と不登校(697)中学受験生の冬期講習(4)

中学受験生の冬期講習(4)
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
中学受験生の冬期講習で気を付けて欲しいことをお伝えしています。
前回は精神面で焦り、不安が出てくるので、上手にリフレッシュすることが大切なことをお伝えしました。
子ども達はちょっとしたところで凹んでしまいます。
その中で、塾の中で、ちょっとした講師からの発問に対して答えられなかったり、確認テストでうまくいかなかったりすると、ものすごくイライラする子どももいます。
子ども自身が、周りの子どもと無意識に比べたり、こんなこともできないと思ってしまったりすることもあります。
確認テストでできなかった子どもが、冬期講習が終わり、お母さんがお迎えに来られたのですが、お母さんに自分の荷物を投げつけるように渡して、帰っていったり、口もきかないでスタスタ先に歩いていったりすることが、何度もありました。
中には嫌な子どももいるので、できなかったり間違えたりしたことについて、嫌味を言われたりすることもあります。
そうすると、余計にイライラしたり、落ち込んだりしてしまいます。
ここからは、こういった子どもの精神面も含め、健康的に冬期講習をしっかりと受講できるようにしていけるかが、勝負の別れどころになります。
ですから、ここからはお母さんが一番、力を発揮してあげないといけないところです。
子どもが落ち着かずイライラしていたら、とにかく子どもの言葉にしっかりと耳を傾けてあげてください。
とにかく聞いてあげる、そこで共感できるところは共感してあげられると、より子ども達は落ち着くと思います。
ただ、共感できなくても、「あなたはこう思ったんだね。」という確認をしてあげるだけでもかまいません。
そして、嫌だったのであれば、「嫌だったんだね。辛かったね。」と子どもの気持ちに寄り添ってあげて欲しいのです。
だからといって、過干渉になって、指示・命令をしてはいけません。
何よりもやってはいけないことは、「他の子どもとの比較」です。
これだけは、絶対にやってはいけません。
あくまで聴くことに徹することです。
そして、過度な期待を持たず、少し励ましてあげていただきたいのです。
これまでお話ししてきたように、合格することを目標にすると合格後や不合格になった時に辛い思いをしてしまいます。
ですから、あくまで受験は通過点として、合格できてもできなくても、今の冬期講習で、「まだまだ伸びていくよ」ということをお子さんに伝えて励ましてあげて欲しいと思います。
そして、どのような結果になっても、お子さんが大事だということを、たくさん伝えてあげて欲しいと思います。
合格できても不合格でも、努力できても、うまくいかないときも、お子さんがお母さんの子どもでいてくれてうれしい!、ということをたくさん伝えてあげて欲しいのです。
高校受験や大学受験との違いは、子ども達がまだ精神的に成長できていないことです。
だからこそ、ご家族が愛情でささえてあげることが、大きな力になります。
このお母さんの力は、ものすごく大きいのです。
そのことをしっかりと意識して、お子さんと接して欲しいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。