中学受験と不登校(693)中学不登校生の内申対策6


中学不登校生の内申対策6

今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。


先日から、中学で不登校になっている子どもの進路ついて考えています。


さて、もう一度、原点に戻りたいと思います。

内申点が必要になるのは、なぜですか?

内申点をつけもらうためには、どうしても学校に行かなければならないことがほとんどです。

学校にいけない子ども達が、学校に行かなければなりません。

そこまでしないといけないからこそ、ある意味では、「動く」ことになり、良い方向に行くこともあります。

ですから「15歳の壁」を乗り越えることで、高校年齢を楽しく過ごせることは、十分にあり得ます。


しかし、そこまでしなければならないのは、なぜですか?


話は変わります。


通信制高校のN高やS高、R高(2025年開学予定)、また、ホリエモンとして有名な堀江貴文さん主宰のゼロ高といった新しい通信制高校が人気なのはどうしてかわかりますか?

国立大学の筑波大学は定員の4分の1は総合型選抜など、一般の入試ではない方法で入試を行っています。

私立大学でも、多くの大学が定員の半分近くを総合型選抜、学校推薦型選抜を行っています。

どうしてでしょうか?

なぜ、一般入試を減らしているのでしょうか?

これは、社会が必要としているからなのです。


皆と同じように、高校に行き、教科学習をがんばり、大学や専門学校に行って学ぶことも大切です。


しかし、教科学習以外のこととして、「何を学んできたか」が問われる時代になってきています。

だからこそ、高校の学習指導要領では、特に「主体的、対話的、協働的」であることを求めているのです。

ようするに能動的自ら行動し、他の方とコミュニケーションをしっかりとれることが求められる時代になっているのです。


確かに、学校に通えなくなった子ども達は、どうしてもコミュニケーションを取ることに不安があります。

それは、仕方がありません。

不安であっても、ある程度までは越えていかなければ、仕事をすることはできません。

それと、主体的に自分から動くことをしていかなければなりません。


こう言ったことをお母さん、お父さんが考えていかなければ、子ども達が社会に出て苦労をすることになります。


学校に通えないことは、子どもにもご家族にも辛いことだと思います。


しかし、不登校になったことは、大きなチャンスとも言えます。


基本的な学習ももちろんしっかりしながら、他の人とは違い、様々なことを学び、他の人が得られない体験をたくさんすることで、社会で活躍できる力をつけておくことができるのは、不登校をした一番の強みです。

そういう中で、内申点対策を考えていただくと、そこにこだわる必要もないかもしれませんし、内申点対策がかえって行いやすくなるかもしれません。


ご家族や周りの大人が、考え方を変えていくことで、不登校を大きなチャンスと受け止めて、より子どもが成長できるようにしていくことが、今、一番求められていると思います。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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