自分で機嫌を良くする

お母様が笑顔になることが、子どもが塾の成績を会アップさせたり、不登校だった子どもが元気になって動き出したりするためには、一番効果があるとお話してきました。

それは、子どもが安心して、心が落ち着くからなのです。

子どもにとってはそれがとても大きなことなのです。

家に帰って、お母様に怒られると思ったときに、楽しい気分になりますか?

勉強をもっと頑張ろうという気持ちに子どもがなると思いますか?

不登校の子どもが、明日、学校に行ってみようかなと思うと思いますか?

ならないですよね?

なったとしても、それは、恐怖からですから、続くことはありません。

それであれば、お母様が笑顔になれば、子どもの態度は、成績が上がる方向に変化していくことは間違いありません。

だからといって、無理に笑顔になれと言っているわけではありません。

笑顔でなければだめだと言っているつもりもないのです。

お母様が、笑顔になる前に、まず、穏やかな気持ち、落ち着いた気持になっていないと、笑顔にはなれません。

では、どうしたら、穏やかな落ち着いた気持になることができるか、これが問題です。

そうは言っても、お母様だってご自身の生活があります。

お仕事もご家庭のことも、友達関係も、その他もろもろ、いろいろあるのです。

その中で、穏やかな落ち着いた気持に慣れないことだって多いはずです。

お仕事をされていて、上司に嫌なことを言われたり、うまく部下が動いてくれなかったり、ミスしたりされると、そのことに気持ちは持っていかれてしまいます。

帰りにいっぱい飲んで帰るか、甘いものでも食べて帰らないとやっていられないと思いながら、家に帰って家事をしないとと思うと、やりきれなかったりします。

そんなときに、子どもが忘れ物をしたとか、悪かった成績表が塾から届いたりしたら、「私だってがんばってるのに、何をやってるの!!」と怒り心頭になるのも、十分にわかります。

それは、それでいいのです。

そのことがダメだと言っているのではないのです。

私がずっと言っているのは、怒ってはダメ、怖い顔をしてはダメ、イライラしてはダメというのではありません。

怒っても、怖い顔しても、イライラしてもいいのです。

それは止められないのです。

でも、その後です。

それを引きずらない、切り替えることが必要だと言っているのです。

じゃあ、どうするか、ということです。

これは、とても簡単です。

「ゆっくり呼吸をする。と考える」
「姿勢をよくする、と考える」
「笑顔になる、と考える」

どれも、考えるだけでかまいません。

ゆっくり呼吸する、姿勢を良くするは、やろうと思えばできますから、できるならやっていただくだけで、すごく気持ちが変わります。

しかし、笑顔になれと言われても、これだけは、なかなか普通の人には難しいと思います。

だから、笑顔になると、考える、だけでいいのです。

笑顔になると考えることで、その瞬間、嫌な上司の顔も、言うことを聞かない部下の顔も、文句ばっかり言う旦那さんの顔も、ゲームばっかりして勉強しようとしないお子さんの顔も、頭には浮かんでこないのです。

ゆっくり呼吸すると考える、姿勢を良くすると考える、笑顔になると考えている時には、他のことを考えられないことと、実際に笑顔を思い浮かべたときに、嫌な気持ちにはならないのです。

深呼吸をし、姿勢を良くして、笑顔になっている自分を思い浮かべて、嫌な気持ちになど、なれないのです。

それだけで、少し落ち着いた穏やかな感じになります。

そうすると、家でお子さんの悪い成績を見ながら、でも、落ち着いて、お子さんとこれからのことを一緒に考えることができたら、お子さんが少しは勉強しようと思うと思いませんか?

実際に、いつも機嫌の良い状態、笑顔でいられる状態にするのは、時間がかかります。

機嫌の悪いときもありますし、体調が良くないときもあります。

それはそれでよいのです。

その状態からでも、気持ちは切り替えられるのです。

その切り替える前に、まず、少し心を落ち着けるために、3つの考えるをやってみてください。

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