中学受験と不登校(758)本当に塾が必要ですか?17

本当に塾・予備校が必要ですか?17
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
塾・予備校が本当に必要か、どのように活用すると成績が上がり、志望校に合格できるかということの17回目です。
なぜ、志望校別特訓を受けなくて良いかを説明させていただきます。
受けなくて良い理由の3つは次の通りです。
1.受講基準を満たすことにエネルギーを注いでしまう
2.入試本番と同じように、1年分の入試問題を時間を測って解くことができない
3.同じレベルの学校の問題しか解くことができない
1について
以前にもお話させていただきましたが、志望校別の特訓授業を受けるためには、多くの塾では基準となる成績を取らなければ受講することができません。
子ども達の成績の伸び方によっては、受講直前には、まだ、成績が伸びてきていなくて、この基準を満たしていないことがあります。
この基準を満たすためにと躍起になるお母様がいらっしゃいますが、そうすることで、余計に志望校への合格が遠くなってしまっていることが本当に多いのです。
2について
問題一つひとつを取り上げて考えていくことも大切です。
しかし、実際の本番の入試と同じように、1年分の入試問題すべてを時間を測って解いていくことは、もっと大切なことなのです。
そこで、時間の配分、どの問題から解くかを考えること、実際に何が出来ていないかを見つけることなどを、実際に問題を解きながら学ぶことができます。
これは、模擬試験だけでは回数が足りませんし、実際の受験の可能性のある学校の問題だからこそ、臨場感もあるのです。
3について
同じレベルの学校であっても、入試問題のレベルは様々です。
しかし、問題の難易度は大きくは変わりません。
実際にすべり止めとして考える学校も含めて、受験の可能性のある学校の過去問を、ランクの低い方から順に解いていくことで、どのような問題でも対応できる力をつけることができます。
そして、この過去問を解いていることが、秋からの模擬試験の結果にもつながっていくのです。
この時間を潰して、日曜日の特訓講座や、志望校別特訓講座を受けることは、本当に時間を無駄にしているように思います。
もちろん、大手進学塾の特訓講座が無駄だとは思いません。
講座を受けて学ぶことはたくさんあります。
それ以上に、ご自宅で、過去問を第5志望くらいまで考えると、5年分×5校で25年分解くことができます。
ここから得られることは、特訓講座などから比べると、ものすごく多くのことを学べるので、もったいない限りです。
ぜひ、ご自宅で時間を測って、実際の入試問題を解いていって欲しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日になりますことをお祈り申し上げます。