中学受験と不登校(755)本当に塾が必要ですか?14

本当に塾・予備校が必要ですか?14
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
塾・予備校が本当に必要か、どのように活用すると成績が上がり、志望校に合格できるかということの14回目です。
中学受験の大手進学塾でたくさんの講座を受けていたのに、滑り止めの中堅校にも合格できなかった子どもも、毎年、結構な数います。
どんな受験校を選択し、日程をどのように組んだのかということを、塾側が把握していたのかと疑問に思うことが多々あります。
どこにも合格できなかった子どもが、それもわかっていて、本当に覚悟ができていての受験であれば良いのですが、そうでないことが多く、子どものショックはかなり大きく、立ち直れるのか心配になります。
さて、子どもの成績が伸びないとき、特に算数が伸び悩んでいる子ども達では、計算が遅く、かつ、雑なことがとても多いです。
成績が中位から下位の子ども達、わかりやすく言えば、浜学園で言えば、Sクラス帯から下、他の塾でも最上位クラスの次の子ども達に特に見られることが多いのですが、計算練習をしっかりとしていないことがあります。
大手進学塾では、計算練習はあまりやりません。
そんな時間はありませんから、自宅で計算練習用のテキストを毎日解くことになります。
ところが、それすらも時間をかけてやってしまっているので、時間をかければできるのですが、それでは、模擬試験や入試では役に立ちません。
そういう子ども達は、早くやろうとすると、計算ミスがたくさん出ることも、わかると思います。
こういう子ども達は、小学校1年生の計算からやり直していただくだけでも、成績はぐんと伸びたりします。
百ます計算が有名になりましたが、百ます計算を例に使うと、百ます計算のひき算が1分15秒までにできるように練習するだけでも、かなり改善をします。
たし算、かけ算は練習すればすぐ早くなります。
ところが、繰り下がりのあるひき算は時間がかかる子どもが多いのです。
実は、ここが成績を上げるネックになっていることがかなりあります。
ですので、この春休みにちょうど2週間ありますから、陰山先生の「百ます計算プリント」を購入していただき、たし算、ひき算、かけ算を毎日、やっていただくだけでも、かなり計算に自信がつくと思います。
陰山先生もおっしゃっていますが、2分でできれば、基本的にはできているのですが、中学受験で成績を上げたいのであれば、1分を目標にして欲しいと思います。
ひき算も1分を目標に、遅くとも1分15秒を切ることを、この春休みの目標にしてみてください。
まだ、それだけでは、実は計算が早くなりません。
小学校2年生、3年生の計算練習が必要です。
3桁×2桁、3桁×3桁、3桁÷2桁、4桁÷3桁の計算をすると、かならず、3桁+3桁や3桁+2桁、あるいは、3桁ー3桁、3桁-2桁の計算が出てきます。
この3桁+2桁や3桁ー2桁などの計算が小学校2年生、3年生でてきているのですが、ここが遅い子どもがかなりいるのです。
百ます計算などで小学校1年生の計算が早くなっても、この小学校2年生、3年生の桁の多いたし算、ひき算に時間がかかる子ども達がかなりいるのです。
このときに、計算が雑だと、ひっ算を歪んで書いてしまい、桁がそろっていない、繰り上がり、繰り下がり間違っているなどが出てきます。
小数の計算になると、同じことが出てきたうえに、小数点の位置を間違えてしまうと、どうあっても答えがあいません。
こういうことを、大手進学塾では指摘してもらえません。
ご家族が丁寧に見てあげて、練習して早くするだけでなく、直すようにも伝えてあげない限り、算数の点数は伸びなくなってしまいます。
来春の入試を目指している小6生のご家族の方はもちろん、小5以下の方も、ぜひ、一度、計算がどの程度できているのか、確認してみていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日になりますことをお祈り申し上げます。