中学受験と不登校(742)本当に塾が必要ですか?

本当に塾・予備校が必要ですか?
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
中学受験から大学受験まで、受験するとなると、塾や予備校に行く方が多いと思います。
特に中学受験と高校受験については、ほとんどの子どもが塾に通って、難関の国私立中学や国私立高校、公立のトップ高を目指していると思います。
ところが、大学受験となると、塾・予備校に通う率は減ります。
これには、高校の学習量が多くて、塾や予備校に通っている暇がなくなることもあります。
学校の宿題や提出物をするだけでも、かなりの量になります。
毎日、まじめに高校の予習・復習をするだけでも、相当、時間を取られてしまいます。
また、高校生になって、しばらくはクラブ活動だけに集中したり、受験から解放されて遊んでしまう子ども達もいます。
そういうこともあって、塾・予備校へ通う子どもが減ります。
ところで、この塾・予備校に通わないと受験で合格できないのか、ということですが、実際はそんなことはないのです。
考えてみてください。
塾・予備校に通って何をしているかというと、①学校で学習する内容と、②そこに受験に必要なことを教えてもらっているのです。
①については、基本的なことは学校でも学習をしますし、教科書だけでなく、参考書などをつかえば、自分でも学習ができます。
そこで、わからないことがあれば、学校の先生に質問すればいいのですから、わからないところがでてきも、困ることはないと思います。
②についてです。
たとえば、中学受験の算数で考えてみると、旅人算、相当算、つるかめ算、ニュートン算などの特殊算や図形の面積などについては、どのように解くかを教えてもらうことになります。
しかし、それについても、今は、塾で教えている内容がそのまま書かれた参考書や書籍などが市販されているので、それについては、自分でも学ぶことができます。
わからないところがあっても、解答解説をしっかりと読むことができれば、ある程度までは自分でできるのです。
どうしてもわからない場合、どうするかということが問題になりますが、これについても、わからない問題を学校の先生に聞いてみてもいいですし、ココナラなどのサイトで教えてくれる方を探せば、その問題だけ教えてもらうこともできます。
ということは、塾や予備校は、何のために通うのかということですが、入試情報を得る、効率よく勉強する、周りの子ども達と切磋琢磨する、などのためということになります。
これすらも、インターネットを駆使して情報を得ることなど、今の時代は常識になっています。
周りの子ども達と比べることも、模擬試験を受けることで十分なことができます。
高校受験でも大学受験でも同じことが言えます。
そうだとすると、後の問題は、自分でできるかどうか、いつまでにどこまで進めるかという、受験生の個人的な問題になります。
ここを、ご家族や周りの方々と相談ができたり、見守っていただけたりすると、十分にやっていけます。
中学受験の場合は、まだまだ精神的には幼いところがあるので、自分でコントロールすることが難しいこともあるので、ご家族のサポートが必要なところがあるのは、間違いありません。
ですが、それでも、「塾に通わなければならない」ことを、一度、考えてみることは必要なことだと思います。
なぜなら、それが本当に子どもにとって、どうしても必要なことなのか、大切なことなのかどうかをご家族がしっかりと考えることが、何よりも重要だからです。
子どもにあっているかどうかを見極め、宿題などを強制され、子どもの心が疲弊するようなことにならないようにすることが、ご家族がしなければならないことだからです。
安易に塾に通わせ、任せてしまうのではなく、自宅でできることは何なのか、本当に塾に通わせて、安易に受験を考えていいのかどうかは、子どもの年齢関係なく、しっかりと見極めることが、ご家族に求められることだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞ良い1日になりますことをお祈り申し上げます。