中学受験と不登校(737)学校に行けないときの学び5


学校に行けないときの学び5

今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。


前回まで、家の中で、子どもに興味関心を持ってもらうためのことについてお話しして、また、学習を始めるときは、思い切ってわからないところからやり直すことをお伝えしました。


ここまで来たら、いよいよ、動き出す準備に入っていくところです。

ただ、焦ってはいけません。


十分な計画のもと、どのタイミングでどうするかということを、考えてから動くことが大切です。

教育支援センターやフリースクールなどに通うことを考える場合は、お子さんが落ち着いてきていて、どこかに行ってみたいと言い出したタイミングで、インターネットとかで一緒に探してみると良いと思います。

もし、見学してみたいといえば、その時は、、見学の申し込みをして良いと思いますが、慌てずに急に背中を押すようなだけはしないように注意してください。

中には、本当はどこかに行きたいんだけど、そう言えなくて、「暇だから、何かすることない?」というような言い方をしたり、「まだ、外に出るのは早い。もう少ししてからの方がいい。」と自分から言ってみたりすることがあります。

こういう時も、「ちょっと一緒にフリースクールでも探してみる?行かなくてもいいよ。どんなところがあるか見てみるだけ。」「もうそろそろ大丈夫じゃないかな。」などと言って、一緒に考える声がけをしてみると良いと思います。

まずは、一緒に探すところからだと思います。

そして、見学に行けるタイミングで見学に行き、体験で通ってみることをお勧めしています。


こうして動き出せば、あとは、フリースクールのスタッフの方々と相談しながら、学習を進めていけばよいと思います。

このときに、家の中での学習は続けておくことも忘れてはいけません。

学習をしながら、気持ちを外に向けていくことです。



学校復帰を考える場合は、どうするかということですが、この場合は、どのタイミングで学校復帰するかが大切です。


すぐに学校復帰などと考えず、子どもが学校に行ってみると言ったとしても、決してその言葉に喜んですぐに動くようにしては、やっぱり行って欲しかったんだと見透かされてしまい、動けなくしてしまいます。


学校に行ってみたいと言い出すようなことがあった場合、「急に教室に入ったらしんどくなるかもしれないから、まずは、保健室や別室から練習してみたら?」とか、担任の先生か子どもが信頼できる先生がいるような場合は、「先生に一度、どうするか相談してみようか」と言って、急に無理をしないように、何かをワンステップ入れると良いと思います。

そして、お母さんの方で、学校の先生に、今、学校では、学習がどこまで進んでいるのかを聞いておくことです。


それで、いつから教室に復帰するのかを子どもと一緒に考え、そのタイミングまでに学校がどこまで進むかを想定して、その少し先まで予習をしておくことをお勧めします。

少し先まで学習しておくことで、塾に通っている子ども達と同じように、少し先取りまでやっておくことで、安心して授業についても行けます。


子どもは学校復帰することで、不安な気持ちになっているので、子どもの心配事はできるだけ減らしておくことで、少しでも安心して学校に復帰しやすくなります。

小学校であれば、算数、国語、中学校であれば英語、数学、理科などだけでも、学校よりも先まで学習しておけば安心だと思います。


その時に、難しいことは必要ありません。

基礎をしっかり理解しているだけで十分です。

そこまでできていれば、学校復帰がかなり楽になります。



こうして、フリースクールなどでも、学校復帰でも、動き出していけば、最初はしんどいので無理をしないようにと声をかけて様子を見守りながらも、子どもに任せてあげることです。

きっといい方向にいきますよ。



最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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