中学受験と不登校(734)学校に行けないときの学び2


学校に行けないときの学び2


今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。


子どもが不登校になって、家にいる状態になり、何もしなくなると、このままではどうなるのかとご家族はお思いになるのは、心配されているのですから、当然のことだと思います。


それが、今までのご家族の考えや生き方、価値観までを否定されているように感じることもあるかもしれません。


そうお感じになるのは、学校に行かないという選択肢や価値観を全く持っていなかったからで、極端な言い方をすれば、まるで、別の生き物を見ているかのように感じられることもあると思います。


子どもが学校に行かないことは、そのくらいたいへんなことだと思います。



さて、昨日は、学校に行けないときの学びについて、学習はすぐには難しいかもしれないですが、家事を手伝ってもらうなど、いろいろなことを学べる方法があるというお話をしました。


今日は、もう少し、学校に行けないときの学びについて、考えてみたいと思います。



子どもが学校に行けなくなったときに、焦って学ばせようとすることは、子どもにとっては、「今の自分を受けいれられていない!」と感じることになります。

ですから、まずは、学校に行けずに家にいる状態を認めてあげなければなりません。

これが、何よりもたいへんです。

なぜなら、お母さんには、そのような価値観は持ち合わせていませんし、頭では理解できても、感情的にはどうあっても納得できないからです。

ですので、まずは、学校に行けないことは、子ども本人にとってはとても辛い出来事なので、それをOKしてあげて欲しいと思います。


子どもが家にいることがOKできないし、勉強しないなどあり得ないと思われる方は、無理にでも、学校に行かせるしかありません。


ただし、不登校の状態が余計に長くなり、しかも、親子関係がこじれることは覚悟の上です。

脅しているのではなく、子どもは、学校に行かないのですから、相当な覚悟です。

それをあえて、行かせようとするのですから、ご家族にも覚悟がいります。

ですので、「学校に行かないなら、その分、勉強はしなさい!」というのも同じことです。

勉強する場が学校か家かの違いだけで、子ども自身が学校に行っていないことについて、認めていないことに変わりはありません。


「学校とは勉強するところ」と子ども達は思っているのですから、そこに行くのが辛い子どもに、「学校に行かないなら勉強しろ」というのは、「学校に行け」と言っているのと大して変わりません。

この段階を、お母さんがなかなか越えられないのが現状です。

実は、ここを早く超えられると、家での学びが早めに始まることになります。



お母さんは、もしも、お子さんが大けがをしていたり、重病で命の危険があったりするときに、学校に行けといいますか?

間違っても言わないですよね?

同じことです。



子どもが学校に行けないと言い出した時に、ある程度は行かせる努力をしてみて、これは、本当に無理だと思ったら、「命の危険があるから行かないのだ」くらいに考えて、お母さんの気持ちを切り替えて、家にいさせてあげることです。

しっかりと、「学校に行って!」と行く努力をさせてみて、ダメなら切り替えてしまうことが、とても大切なのです。

切り替えられると、少しでも早く学びが始まるのです。



この切り替えるまでの過程も、お母さんにとっても、お子さんにとっても、心の学びにはなっているのです。



最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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