中学受験と不登校(723)それはないでしょう

それはないでしょう
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
先日、大学受験真っ最中の高3の女の子がちょっと休憩しているときに、話をしていました。
その子のお姉さんも、予備校に行かずにフリースクールで浪人をしていて、一緒に通ってくれています。
お姉さんの方が休みなので、理由を聞いてみたら、風邪気味だから、休んだとのことでした。
そうなんだと思いながら、話を聞いていたのです。
話の流れで、お母さんの話になり、その日の朝から、釣りに行ったというのです。
ヒラメ釣りに行きたいというので、行ったようなのです。
その姉妹には、弟がいるのですが、どうやら弟が熱を出して寝込んでいて、その弟を放っておいて釣りに行ったというのですから、ちょっと驚いたのです。
その弟から、どうやらお姉さんは風邪をうつされたようで、大学受験生ですから、受験の最中であり、自分のことだけでも手一杯なのを、熱を出している弟の面倒を姉妹に見させて、釣りに行ったというのです。
いくらなんでも、それはないでしょうと妹さんとお話をしていたのです。
受験生も家族も、基本的にはいつも通りでいいと、私は常に言っています。
しかし、入試が行われている時には、受験生には、自分のことは自分でやるのは、いつも通りでいいのですが、兄弟姉妹の世話までは、させてあげるのはいくらなんでも気の毒だと思います。
ご家族が仕事でどうしても休めないのであれば、仕方がないかもしれません。
しかし、発熱している小学生の子どもを、受験の真っ最中の姉妹に面倒を見させて、自分は遊びに行くというのは、正直なところ、驚き以外の何もありませんでした。
妹さんも、お姉さんだけが弟の面倒を見るのは、無理があると思い、一緒に弟の面倒を見ながら、ちょっと落ち着いたので、気分転換に勉強に来てくれていたのですが、さすがに聞いてほしかったようで、話してくれてわかりました。
その妹さんも、自宅に帰り、調子が悪くなり、夜に、私のところに、「私も発熱をしたので、先生も発熱していませんか?気を付けてください!」と自分がかなりの熱を出し始めているのに、私のことまで気づかってくれていました。
お姉さんからも、「妹まで発熱しましたから、先生もお気をつけください!」とメッセージが届きました。
こんなにやさしい子ども達に、お母さんはいくらなんでも甘えすぎだと思うのは、おかしいでしょうか?
流石に、少し言わせていただかないといけないと思い、翌日、ご連絡しようと思った矢先に、お姉さんの方から、「母が高熱を出したので、救急車を呼び緊急搬送してもらった」と連絡がありました。
遊びに行った上に、自分が高熱を出して、受験真っ最中でありながら自分たちも熱を出している姉妹が、遊びに行って高熱まで出したお母さんと、家で発熱で寝込んでいる弟の面倒を見て、自分達の体調も崩したまま受験勉強もできず、合格して来いと言われても、さすがに厳しいと、私は思います。
この姉妹はコロナでもインフルエンザでもなかったので、早く治して、入試会場に元気に行けるようになって欲しいです。
いくらなんでも、入試の時くらい、家で穏やかに、いつも通りに過ごせるようにしてあげて欲しいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。