中学受験と不登校(720)読解力と思考力

読解力と思考力
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
今年の共通テストを見てみました。
私が受験したのは、もう40年近く前の共通一次試験ですから、随分と変わったと思います。
それから、毎年のように共通一次、センター試験、共通テストと見てきました。
名前が変わり、学習指導要領が変わり、そのたびに、何を子ども達が理解しているかをはかる、作問の意図・考え方も変わっていきました。
今年の問題を見ていると、読解力、与えられた条件から柔軟に考えられる思考力、スピードを伴う実行力などが必要だと感じました。
昨年までもそういうところがありましたが、今年はより、鮮明にはっきりとした意図を感じました。
今後、共通テストは、こういう傾向で出題されるのだろうと思います。
これにより、国公私立大学の入試問題が変化していくと思います。
同時に、この柔軟に思考する力を高校の3年間で養うことは、限りなく難しいと思いますから、高校の入試問題も近いうちに変化し始めると思います。
もちろん、中学受験も同様です。
私は、共通テストの変化を考えたときに、塾・予備校では、どのように指導していく必要があるかということを考えるのです。
まず、読解力をつけていく必要があります。
国語や英語と言った文章を元にして問われる教科はもちろんですが、他の教科であっても、問題文が長く、条件を確実に把握する必要があることは、間違いありません。
また、国語や英語といった教科については、何が書かれているかを確実に把握する力が必要です。
それも、より、短時間に読んで書かれている内容を理解をしていく
力をつけなければなりません。
数学などでは、これまで以上に、「なぜ、そうなるのか?」「どのように考えるのか?」ということが重要になります。
今までと違った問われ方をしても、条件を整理して自分の言葉で考え、書かれていることを理解し、どの知識を利用するのかを考え、それを使って解答を導き出すというのは、数学だけでなく、日本史探究などでも必要とされました。
ただ一つのことを知っているだけではダメで、それに関連することも知識としても知っていて、なぜそうなるか理解していないと、解答できない問題が増えているのです。
こういうことを小学生・中学生の時から意識しているか、意識していないかによって、全然、学習の仕方も変わり、大学入試では大きく結果が異なってしまいます。
ご家庭で、覚えればいいみたいな話をしていたのでは、子どもは考えられなくなります。
また、関連することにも興味が持てるような話し方も必要でしょう。
何よりも、子どもとの対話の時間を増やし、なぜ?どうしてそう思うのか?ということを、一緒に考えられるような話し方をしていくことが、大切なのだと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。