中学受験と不登校(704)大人の覚悟と考え方の転換


大人の覚悟と考え方の転換


令和7年になりました。

今年も私のブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


冬休みで受験生は、ラストスパートをかけているところだと思います。


一方、生活リズムも狂ってしまい、好き勝手な生活をしている子どもも多いと思います。



Youtubeやゲーム三昧になっている子どももたくさんいて、そろそろご家族とぶつかっている頃かもしれません。


ちょうど一年前にも、Youtubeやゲームを辞めさせるには、大人の覚悟がいることをお話ししました。


大人が覚悟を決めて、本気で止めさせない限り、子ども達が自分の好きなことを止めることはないと思わないといけないということをお話ししたのです。



ところが、ご家族がそこまでの覚悟で、子ども達にモノを言うことは、実は、ほとんどありません。

ご家族が与えたスマホなのですから、断固とした態度で、取り上げてしまう。

たとえ殴り合いのけんかになったとしても、絶対にやめさせるという確固たる態度を見せることができないでいるのです。



それでは、子ども達に付け入るスキをあたえてしまうだけです。


そればかりか、中途半端にやれば、どんどん見透かされ、他のことも子ども達の思うようにされてしまい、イライラだけが募ってしまうだけになります。



どうしたらやめさせられるか?ということを考えるだけでは、解決はできないことは、もう十分にお分かりだと思います。


では、どうしたらいいのかということですが、正解はありません。


当然、子どもによって、家庭によって、環境によって異なりますから、ただ一つの正解などないのです。

ですから、お母さん、お父さんの考え方を変えなければ、いけないのです。


正解を求めて、いろいろ探しても、あてはまるかどうかわかりません。


それよりは、お母さん、お父さんが考え方を変える方が、はるかに早いのです。


まず、Youtube、ゲーム、LINEなどをなかなかやめないことについて、本人の責任だと考えることです。


放任するのではなく、ある程度までは注意もするけれど、それ以上は、本人の責任だとして、それ以上のことは言わないようにすることです。


それと同時に、子どもが勉強とYoutubeなどが同じくらいにやりたいことになるためには、どうしたらいいかを考えることです。



今の子ども達は、生まれた時からインターネットやスマホがあるのです。

中には、小さい頃に、お母さんが家事をするために、Youtubeや動画を見せていた方もいらっしゃると思います。

小さいときは見てよかったのに、今になったらダメと言うのはあまりにも都合がよすぎます。

大人の都合で解釈を変えたのでは、子どもは納得できません。



ですから、子どもにどうしてもYoutubeやゲームをやめさせたいのであれば、すべてを取り上げ、ご家族も不便であったとしても、ネットは使わないくらいの覚悟をもって、子どもと接することが必要です。


そうでないなら、どうしたらYoutubeやゲームをしながらでも、子ども達に勉強をさせることができるかを考えることです。



そのためには、お母さんやお父さん、周りの大人が考え方を変えることが必要なのです。


勉強も面白い、Youtubeも面白い、となれば、子ども達は、自然と勉強もするようになると思います。



そのためには、勉強することを強要したり、不安にさせたりしないことです。

そして、子ども達と一緒に、学ぶことの楽しさ、我慢することの重要性を考えることが、何よりも必要なことなのです。


それと同時に、Youtubeやゲームの楽しさもわかってあげることです。


楽しさが共有できれば、子ども達の気持ちもわかってあげられると思うからです。


そうすることが、子ども達が、ご家族が自分のことをわかってくれるという安心感にもつながっていき、勉強に気持ちが向くための一つの大きな材料にもなるからです。



ぜひ、Youtubeやゲームの楽しさを共有して、でも、勉強することの楽しさ、我慢する必要性などについても、お子さんと一緒に、考えてみて欲しいと思います。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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