中学受験と不登校(692)中学不登校生の内申対策5


中学不登校生の内申対策5


今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。


先日、「探究横丁ちょいすくプロジェクト」でオンラインセミナーで、少しだけお話させていただ
いたことをきっかけに、中学で不登校になっている子どもの進路ついて考えています。

今回も、中学不登校生の内申対策について、前回に続いて考えてみます。


全日制高校を受験するためには、内申対策において、定期テストは受けることが求められ、そのためには、学校に行くということが必要になります。

ところが、定期テストを受けただけでは、内申点は確かにつけてもらえますが、それでは、自分の希望する高校に行けないことも出てきます。

なぜなら、高校入試の合否の決定に内申点が関わることが多いからです。


学校に行けないから辛い思いをしているのに、学校に行って、テストを受けて、点数も取らなければいけないというのは、学校に行けない子どもにとっては、とてもたいへんであることは、容易にわかります。


では、中学校に通えない子ども達が、内申点をもらうために定期テストを受けることができるところまで、元気になるためには、どのような過程をたどっていくのかを考えてみます。


①学校行けなくなり、家にいるようになる
②何もできず、悶々と過ごす
③少し家の中で落ち着いて過ごせるようになる
④することがなくて、何かをしたくなる
⑤少しずつ動いてみようと思うようになる
⑥少しずつ、外に出始める
⑦フリースクールなどに行こうかなと考えるようになる
⑧学習のことが気になり始める
⑨フリースクールなどに見学に行き始める
⑩少しずつ学習を始める

これは、一つの例であり、順番が前後することがあります。

ただ、家の中で、落ち着いて過ごせること、安心して健康的にひきこもっていることがなければ、次の動きはありません。

ここだけは、間違いないところです。


簡単にまとめると

動けない→落ち着いて家にいる→動きたくなる→動く

ということでしょうか。

内申点の対策を考えた時に、結局のところ、子どもが元気になる過程をしっかりと踏んでいくことになります。

内申点の対策だけをすることはできません。


高校にだけは行って欲しいと、どれだけお母さん、お父さんが望んだところで、内申点の対策も含め、高校進学のことだけをすることは、できないのです。

そのことを、ご家族があらかじめわかった上で、家の中で、お子さんが穏やかに過ごせるようにすることが、何よりも大切なことだと思います。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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