中学受験と不登校(682)不登校のもう一つの問題

不登校のもう一つの問題
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
心より感謝申し上げます。
この中学受験と不登校の中で、お話しさせていただきましたが、昨年の11月、まる1ヶ月の間、私は、自分が病気になり、入院することになってしまいました。
私が入院していたのはちょうど1ヶ月くらいでした。
それまで、元気な方でしたから、さすがに、ショックもありました。
1万歩近く歩き回る日々を過ごしていましたから、突然、病院のベッドの上で動かない生活を送ることになったのですから、当然ですね。
こうして入院してみて、様々なことに気が付きました。
健康であることの有り難さは当然ですが、他にも今までと違った見方ができました。
何と言っても、入院していると暇で、他にできることなどありませんから、いろいろなことを考えていました。
その中でとても気になったことがあったのです。
たった1ヶ月入院しただけでも、足の筋肉は落ちて、歩くことはできるのですが、以前のようにしっかりと、さっさと歩くことは、なかなかできるようにはなりませんでした。
そうして、筋肉が落ち、動きが悪くなると、気持ちも落ちてしまいます。
どうしても、鬱々としてしまうのです。
しかも病院の中ですから、病気のことが落ち着いて動けるようになっても、歩くと言ってもそんなに歩けません。
あるとき、ふと、思ったことが、このことも不登校の子どもの問題だろうなと感じたのです。
これを、不登校の子どもに置き換えて考えてみました。
今まで、学校に通い、元気に過ごしていた子どもが、段々、学校に行きにくくなり、学校に行けなくなってしまい、自宅にいることになった場合、ほとんど家の外に出ないことになります。
そうすると、ちょうど入院したのと同じことが起こると思ったのです。
ちょうど、家が病院と同じだと感じたのです。
もともと、学校に行けなくなった時点で、精神的にかなりしんどい状況です。
そこにもってきて、1ヶ月も家に引きこもった場合、私の1ヶ月の入院とあまり変わらないことが起きます。
いくら若いと言っても、動かないので、筋肉が急激に衰えていきます。
中学生くらいだと、体力があるので、筋肉が少しくらい衰えても、まだまだ元気な方です。
それでも、間違いなく、筋肉が落ち、動きが今までに比べて悪くなります。
精神的に落ちているところに、動きにくくなり、家族以外の他人との会話もなくなってしまい、気持ちはさらに沈んでしまいます。
Yotube見たり、ゲームをしたりして気を紛らせていても、気持ちが沈んでいくことは止められないでしょう。
ここから、動き出すには、心だけでなく、体も元気にさせないと簡単には動けないと、病院のベッドの上で感じたのです。
一度、家にひきこもると、心のエネルギーがたまらない限り、再び動き出すことが難しいことは、想像いただけると思います。
周りからどう見られているかという不安を抱えているときに、簡単には動く勇気は出ません。
だから、動き出すためには、それ相応の心のエネルギーが必要になります。
ところが、そのエネルギーを溜めようとしても、体が言うことを聞かないのでは、どうしようもありません。
ですから、不登校になったあと、しばらくして家の中では落ち着いて生活ができるようになったときに、どのように過ごすかによって、再び動き出し、外に出て活動していくまでの時間が変わるのではないかと思うようになったのです。
心と体は一つです。
心のエネルギーが大きく不足しているときに、体の不調も出てきます。
反対に、体を元気までもいかなくても、健康に保つことで、沈んでいた心が体に引っ張られて、元気になっていくことができると思います。
これは、とても大切なことだと思っています。
このことをもう少し考えてみたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。