中学受験と不登校(671)学習以前の問題(5)


学習以前の問題(5)
~やる気に頼らない方法~


今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。


塾に来てくれる子ども達について、学習する前の問題についてお話しています。

「やる気など出ない」とお話させていただきました。

では、やる気に頼らず学習する方法というものを考えてみなければ、子ども達の成績を上げられないことになります。

ところで、前回もお話したのですが、お母さんは

やる気に頼って、仕事ができますか?
やる気に頼って、家事ができますか?
やる気に頼って、赤ちゃんの世話ができますか?
やる気に頼って、子育てできますか?
やる気に頼って、介護ができますか?

どう考えても、無理ですよね。

お母さんだって、しんどい時もあれば、何もしたくないときだってあります。

お父さんが手伝ってくれるご家庭も増えてきていますから、お母さんがしなくてもいいことも増えていると思います。

それでも、あかちゃんにお乳を上げるとか、家事については、お母さんしかできないことも、どうしてもあります。

こういうことは、やる気に頼ってやるようなことはありません。

ここにヒントがあるのです。

①とりあえず動く
②やらないといけない環境がある
③習慣的にする

やらないことには、どうしようもないので、こういう動きをされていらっしゃるのではありませんか?


お子さんがいて、も晩御飯を作らないといけないということを使って、もう少し考えてみます。

今日の晩御飯、どうしようか・・・と思っていても、思い浮かばないことがありますよね。

このとき、「冷蔵庫になにがあったっけ?」と冷蔵庫を開けてみるということをしませんか?

その晩御飯は、お子さん達がお腹をすかしているし、自分も食べないいけないので、作らないわけにはいかないのです。

それと、子ども達のためにも、だいたい決まった時間には作らないといけません。

こうしてみると、

①とりあえず動く
冷蔵庫を開けて中のものを見てみる

②やらないといけない環境がある
子ども達がお腹をすかしている

③習慣的にする
毎日、だいたいの時間は決まっている

これはやる気があろうとなかろうと、やっていることなのです。

ということは、これがそのまま子ども達「やる気」に頼らずに学習できる方法なのです。

①とりあえず動く
取りあえず、まずはノートを出してみるとか、テキストを開いて見てみるだけでもいいのです。

②やらないといけない環境がある
お母さんやお父さんが見ているところで学習するのもいいでしょうし、学校で残って学習するのも、塾の自習室で勉強するのもいいかもしれません。

③習慣的にする
小さい頃から、決まった時間には、必ず本を読むとか、学校の授業の復習をするようにしておくと、自然と出来るようになります。

こういうことを、小学校の低学年の間から続けておくことで、自然とやる気に頼らずに、出来るようになっていきます。

小学校の1年生から中学受験の大手進学塾に通わせるよりも、お母さんが毎日、しっかりとお子さんの話を笑顔で聞いてあげて、読み書き計算を、習慣的にやっておくことの方が、確実に中学受験、高校受験で良い結果になると思います。

もちろん、無理に学習をさせるというのではありません。

自然と学習をしたくなるように、お母さん、お父さんが自分達も学んでいる姿を見せることも、とても大切です。


ぜひ、一度、「お母さんの知恵」として、お子さんと一緒に「やる気に頼らずに学習する」方法として取り組んでみていただきたいと思います。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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