中学受験と不登校(655)話の途中でアドバイスしない


話の途中でアドバイスしない


今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。

いつもありがとうございます。
感謝申し上げます。


子どもの話を「どのように聞くか」ということをテーマにお話ししてきています。


前回は「自分からはあえて話さない」でした。

聴くときは、

1)丹田を子どもに向ける
2)口角を上げて和やかにほほ笑む
3)静かに深くしっかりうなずく
4)アイコンタクトを意識する
5)自分からはあえて話さない

とお話してきました。


今日のことは、お母様方よりもお父様の方が難しいことかもしれません。

きっとお母様方の中には、お仕事先であったことを、ただ聞いて欲しくて、お父様に話しているだけなのに、「それならこうしたらいいだけじゃない?そう言ってても何も変わらないよ。」と言われて、「もういい!」ってなったことがある方が、たくさんいらっしゃると思います。

それも、ほとんどの方が一度や二度でなはいのではないでしょうか。


私も男ですが、なぜか男性って、「解決したがる」生き物なのですよね。

少なくとも、これまでご相談をお受けしてきたお母様方が、お父様が子どもにも、すぐに「こうしろ、ああしろ」と言うのをやめて欲しい、自分の価値観、考え方を押し付けるのをやめて欲しいとおっしゃっていたことは、事実です。

ただ、お母様もお気つけいただきたいのは、最近、お母様もお子さんに対しては、お父様と同じようにおっしゃっていることがあるように思います。


まず、どんなに些細なことであっても、お子さんの話を黙って聞いてあげてください。


途中でアドバイスを始めたり、お母様のご意見をお話されたりすることをしてしまうと、子どもにしてみたら、「聴いてもらえない」感覚しかありません。

ですので、どうしてもお母様のアドバイスをしたくなるお気持ちが出てきたら、お子さんの話を最後まで黙って聞いてから、一言だけ、「こうしてみたら?」とお伝えしてみてください。

それも、あまり具体的な方法ではなく、できるだけ考えさせるような内容で、ヒントのようなものをお伝えになり、子ども自身で解決が出来るような話し方をしてあげていただくと良いでしょう。


お子さんにとっては、「聞いてもらえた、ヒントももらえた」ことはとてもうれしく感じます。

その話をしたときに感じるかどうかはわかりません。

もう少し後になってから、感じてくるかもしれません。

ただ、しっかりと聞いてもらえて、ヒントももらえたことは、間違いなく子ども達の心には届きます。


その上で、お母様は、どうしてアドバイスしたくなったのか、意見を言いたくなったのかをお考えください。

そこに、お母様が何を感じたのか、何を心配したのかということがわかると同時に、自分の思考のくせやお子さんに対しての自分の思いが確認できると思います。


そうすると、お子さんに無理なことを言うことや、お子さんに価値観を押し付けるようなことをしなくなっていき、お子さんとの関係も、すごくよくなっていくと思います。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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