中学受験と不登校(651)自分の表情を意識する


自分の表情を意識する



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子どもの話を「どのように聞くか」ということをテーマにお話ししています。


子どもに何か言いたいこと、伝えたいことを話しているときに、よくこう言いませんか?

「ちゃんと聞いてるの?!」

このとき、子どもが聞いていないのではないかという表情をしているから、この言葉を言っているのだと思います。


この時の、子どもは「聞いてはいる」状態です。

お母様の方は、伝えていることもありますが、「訊いている」ことが多いと思います。

要するに、子どもに質問をしているのです。


それにあまり答えたくない、今、反応したくない、めんどうくさい、などなど、子どもにしたら、「うるさいなあ」という感じでしょうか。

そうすると「聞いている」状態になるのです。



「聞くこと」は、だいたい3つに分けられます。

「聞く」「聴く」「訊く」の3つです。

聞く:音、声が耳に入っている程度

聴く:何を言っているのか聞こうとしている、わかろうとしている

訊く:知りたいと思い、質問をしている

この3つがあり、お母様は、いつもちゃんと「聴いて」ほしいし、時には「訊きたい」のです。


ところが、子ども達にとっては「聞いている」状態なので、音は抜けていくのです。

スルーしているのです。


だから、子どもの表情が明らかに反応していないために、「ちゃんと聞いてるの?!」と言いたくなり、「聞いてるよ!」と言い合いが始まります。

こんなとき、だいたい子どもが聞ける状態にはなっていないし、聞けるような雰囲気ではないのです。


なぜかというと、お母様が、ご自身のそういうときの表情を、自分で想像してみてください。


話をしてもいいかどうか確認をしても、お子さんが聞きたくなるような表情でしょうか?

聞きたくなるような表情で話していると思われますか?

険しい顔をしているとは思いませんが、聞きたくなるような表情とは言えないかもしれません。


聞く側にも、たとえ「聞こえている」程度の聞き方であったとしても、相手に「聞いてもらっている」と思える表情をすることで、安心して話してもらえるというのがあります。

同じように話す側にも、安心して聞いてもらえる表情というものがあります。


特に子どもに話すときは、何かをちゃんと伝えないといけないときは、できるだけおだやかな表情で話さないと、子どもは「また怒られる」と構えてしまいます。

しっかりと伝えないといけないときでも、怒ったような顔で話されたのでは、子ども達は「聞いているだけ」になってしまいます。

そうすると、わかって欲しいことが、何も伝わらない結果になってしまいます。

それでは意味がありません。


少し真剣な表情で、話し方をやさしく丁寧にすることで、「大事なことだからわかって欲しい」という表情で、その内容を伝えることで、子どもにしっかりと聞いてもらえるようにするだけでも、子どもの聴き方は全然変わります。


子どもにわかってもらうためには、ただ言えばいいだけではありません。

ご家族であっても、話し方、表情には気をつけたいものですね。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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