中学受験と不登校(638)自分の間違いに責任を持つ


自分の間違いに責任を持つ


今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。

感謝申し上げます。


前回まで、自分の怒りや感情、思考の癖と、そのような現状をうけいれるということをお話をしてきました。

今日は、「自分の間違いに責任を持つこと」の大切さについて、一緒に考えてみたいと思います。



大人でも、子どもでも、完璧にしたいという方がいます。

そんなことは、難しいのですが、完璧にできないのならば、何もしたくないというのです。


これは、間違えた自分を許せないだけでなく、周りの人にも、間違えていることを知られるのが嫌だという思いがあるのかもしれません。

あるいは、自分の間違いに責任を問われることが嫌だ、だから、責任を持ちたくないから、完璧にしたいというのかもしれません。


これでは、自分の間違いをゆるすことなど、到底できません。


子ども達は成長の過程で、さまざまな間違いや失敗を経験します。

それは決して悪いことではなく、むしろ学びと成長の機会です。


しかし、間違いを犯したときに自分を責めすぎてしまう子どもも少なくありません。

例えば、テストで思うような点数が取れなかったとき、子どもは「自分はダメだ」「もう無理だ」と落ち込んでしまうことがあります。

不登校になった子どもの場合も、学校での出来事や人間関係での失敗がきっかけで、そうなっていることもあります。

これでは、辛く苦しくてしんどいと思うのですが、頑として本人はそう主張するのです。


そんなとき、親としてどのようにサポートできるでしょうか。


まず、大切なのは、子どもの間違いや失敗をそのまま受け入れてあげることです。

「間違えても大丈夫だよ」「誰でも失敗することはあるから、一緒に次の方法を考えよう」と、温かく声をかけてあげてください。

子どもは親の理解と共感から、大きな安心感と勇気を得ることができます。


次に、私たち親自身も自分の間違いをゆるすことが必要です。

子育てにおいて完璧を目指すあまり、自分を追い詰めてしまうお母様も多いかもしれません。


しかし、親も人間です。時には感情的になってしまったり、適切でない対応をしてしまうこともあるでしょう。

そのようなときは、自分を責め続けるのではなく、「次はもっと良い方法で接してみよう」と前向きに捉えてみてください。

自分の間違いをゆるすことで、心に余裕が生まれ、お子さまへの接し方も自然と柔らかくなります。


また、お子さまに対しても、「間違いは成長のチャンスだよ」と伝えてあげましょう。

一緒に問題点を整理し、次にどうすれば良いかを考える時間を持つことで、子どもは自分で解決する力を養っていきます。

中学受験を控えているお子さまの場合、プレッシャーからミスを恐れるあまり、チャレンジせずに、逃げてしまうこともあります。

そんなときは、「失敗しても挑戦することに意味があるんだよ」とあたたかく励ましてあげてください。


不登校になっている子どもは、「学校に行けない自分」を責めてしまうこもあります。

そのようなときは、「今は休むことも大切だよ」「自分のペースで進んでいこう」と、受け入れる姿勢を見せてあげてください。



最後に、親子で一緒に成長していく姿勢を大切にしていただきたいと思います。

お母様が自分の間違いを素直に認め、前向きに改善していく姿を見せることで、お子さまも自然とその姿勢を学んでいきます。



お母様方、ご自身を大切にしてください。

自分をゆるすことで、お子さまにもゆとりを持って接することができます。

そして、その穏やかな心が、お子さまの安心してチャレンジすることができ、間違えたとしても、そのことに責任をもつことができる大きな力となります。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

最新の投稿

サービス

  • 不登校・発達相談・教育カウンセリング

    30代から50代のシングルマザーや起業家など、女性の方を中心に、心の深い部分にある「心の傷」を癒し、自信を持って子育てやビジネスができるようにしていきます。不登校、発達障害のお子さんを持つ方のご相談もお聞きします。

  • 日本を学ぶ(募集停止中)

    我が国「日本」とはどのような国なのか、学校では学べない本当の我が国の歴史はどのようなものがあるのか、今の「日本」は一体、何がどうなっているのか、ということについて、さまざまな教材を使って学んでいきます。

  • 自ら学ぶための「学び方相談」、教育コンサルティング

    「受験」という目標だけでなく、日頃からどのように学ぶことで、より効率よく学べるのか、自分の目標に向かってどのように学ぶのが良いのかをお伝えしていきます。一人ひとりに個別にご相談を伺います。