中学受験と不登校(637)現実を受け入れる


現実を受け入れる


今日も私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。

感謝申し上げます。


前回まで、自分の怒りや感情、思考の癖というお話をしてきました。

テスト結果が悪かった時に、凹んで動けないことがあるということを、前回、お話ししました。


模試の結果を見て、ショックを受けて、もうダメだと思う子どもがいることは、よくお分かりいただけると思います。

模試の結果を見るまでもなく、出来なかった問題があり、これだけやってきたのに、わからなかった、できなかったとショックを受ける子どももいます。

ネガティブにとらえ、気持ちがどんどん落ち込んでいき、勉強が手につかなくなるタイプです。


この子ども達、同じような大人の方もですが、落ち込んでいるのですが、意外と、その現実を受け入れていないことが多いように思います。

子ども達の場合は、もっとできていたい、良い結果でありたい、こんなはずじゃない、という思いがあることはわかるのですが、今、成績が悪がった、という現実を受け入れられず、落ち込むばかりで、動くことはできないのです。

   
これは、裏を返せば、動くためには、できなかったことを認めなければならず、自分の現実を受け入れなければならないということに向き合うことが辛くて、無意識に避けていると言えます。


しかし、現実を受け入れなければ、前へ進むことはできません。


自分が間違えたところ、できなかったところを確認し、なぜできなかったのか、なぜ間違えたのか、何が良くなかったのかを考えることが、成績を上げるために、入試で合格するために必要なことなのです。

自分が何ができなかったか、何を間違えたのか、それをしっかりと見つめ、受け止めない限り、その問題をできるようにはならず、同じような問題が入試本番で出題されれば、当然、合格は難しいのです。


どんなに嫌でも辛くても、現実を受け入れなければなりません。


現実を受け入れ、この次に、どうするのが良いのかを考えられるためには、自分の心の安全基地をしっかりと持つことが必要です。


ありのままの自分、かけがえのない自分を大切に思う。

今、ここに自分は存在しても良いのだと実感できている。

こう思えるのは、心の安全基地がしっかりとできているからです。



こういうことがないと、できない自分を受け入れることは難しくなります。

だからこそ、自己存在感をしっかりと持てるようにしておくことが、何よりも重要だと私は考えています。


   
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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