中学受験と不登校(633) 自分の「怒りの感情」を理解する

自分の「怒りの感情」を理解する
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
前回、自分を大切にするように、「相手をも大切にする」ことについて、お話ししました。
自分を大切にする、相手も大切にする。
その時に、実は自分の感情を理解することができないと、自分も相手も大切にできません。
不登校になった子どもが、ご家族のちょっとした一言で、怒りを爆発させることは、よくあることです。
いろいろな考えがありますが、私は、時には、このことについて、ご家族に「ご本人に、はっきりとそうして感情的に怒りを爆発させるのはやめなさい」となぜ言わないのか?と問うことがあります。
子どもであろうと大人であろうと、感情的になって怒りを他人にぶつけるようなことをしてはいけないのだと、子どもに教えることは、人として大切なことを学ばせる意味で重要だと私は思います。
もちろん、学校に行けない辛さには共感していることが、大前提として必要です。
それでも、怒りに任せて暴れるようなことを、認めてはいけないと、私は思っています。
不登校の子どもが家で暴れることもそうなのですが、人は、周りの人や出来事が、自分の怒りの原因になっていると思っています。
ところが、実は、自分で勝手に、他人が思うように動いてくれない、わかってくれないと思い、そのことに腹を立て、怒りを感じているのです。
その怒りの感情が、正当な怒りであれば私も良いと思います。
誰が考えてもおかしい、不当なことについては、怒りを持つことで、その状況を改善する力にもなります。
ですから、前向きな怒りは良いと思います。
しかし、単に感情的になって、腹を立てる怒りの感情は、何の得もなく、ただ、自分の勝手な思いで怒りを他人にぶちまけているのですから、人間関係を破壊するだけのものでしかありません。
これを止める方法は、「そんなに世の中うまくはいかないものだ」と考えることです。
こう考えるだけで、怒りの感情は収まります。
どうしようもないことに、不平不満を言うことを止めればいいのです。
それだけで、随分と楽に生きられると、私は思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。