中学受験と不登校(626)他人を変えようとしない


他人を変えようとしない


    
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。


人として「どうあるか」ということを一つの大きなテーマにして、お話してきています。

     
この前提には、私は、自己存在感をしっかりと持っているということがあります。

自己存在感も持てないのに、自己信頼も、自己受容も、もっと言えば、自己肯定など到底、難しいと私は考えています。

    
私が考えている自己存在感というのは、

「その人に代わる人が 存在しない、かけがえのない存在である」

という意味でとらえています。

     
その自己存在感も持てないのに、自己肯定など難しいと思っています。

     
さて、前回は、他人の感情はその人の責任なので、他人がどう思っても、他人の反応など気にしなくて良いということをお伝えしました。

他人がどう思っても、それは、その人の責任です。

その人がすごくネガティブになり、落ち込んだとしても、それは、その人の責任です。

    
ところが、子どもであれば、優しい子ども達ほど、そうやって落ち込んでいる子どもを、何とかしてあげたいと、一生懸命にいろいろなことをして、その子どもがネガティブに考えることを止めさせようと頑張ってしまいます。

   
また、子どもが学校に行けなくなってしまったときに、何とか励ましたり、叱ったり、ほめたり、いろいろな方法を使って、お母様が学校に行かせようとします。

それは、このままではいけないと、お母様がお考えになるからです。

     
ところが、前者の場合も後者の場合も、落ち込んだ子どもを元気にさせることも、不登校になった子どもを動かすことも、考え方を変えることも、学校に行かせることもできません。

 
そうなのです。
    

我が子であっても、家族ではあっても自分自身ではありません。

そういう意味では他人なのです。

       
他人を変えようとしても、変えることはできません。

我が子でも他人ですから、変えることはできないのです。

      
では、どうすればいいかということですが、自分が他人を変えようとすることをやめて、自分を変えると考えることです。
        

先ほどの例の2つであれば、変えようとするのではなく、寄り添う、応援するだけでいいのです。

       
要するに、他人をどうにかしようとせず、自分が変われば良いのです。


ところが、これが、難しいのです。


自分が正しい、自分の考えてきたこと、経験してきたことは間違っていない、と人は勝手に思い込んでいます。

     
それは、あなただからそうだっただけで、他人や我が子にはそれが正しいとか、今の状況にはぴったりかどうかなど、わからないのです。

    
その自分が正しいから、変えてあげなければいけない、このままではいけない、と思うことが、かえって相手や我が子をくるしめることになるかもしれないと、考えて欲しいと思います。

   
そう考えると、まず、変えるのは自分で、他人を変えようとしないことが、自分のためにもなるのです。


        
最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も良い1日をお過ごしください。

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