中学受験と不登校(621)努力を続ける

努力を続ける
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
人として「どうあるか」ということを一つの大きなテーマにして、お話しています。
今日は、最近の子ども達の最も苦手なことです。
私も還暦前になりましたから、昭和の考え方と言われることが増えました。
それでも、昭和であろうと、令和になろうと、変わらないものがあります。
それは、努力を続ける以外に、勉強が出来る方法はないということです。
努力の仕方は違うかもしれません。
しかし、努力をしない限り、勉強ができるようにはならないのです。
これは、勉強に限ったことではありません。
生まれ持ったものが少し違うことはあるでしょう。
それでも努力をしなければ、結果はついては来ないのです。
わかりやすい例でいくと、2024年9月22日現在、世界の頂点とも言えるアメリカ大リーグで、これまでの長い歴史の中で、誰も達成したことない52本のホームランと52個の盗塁をして、大谷選手でも、日本にいるときには、あれだけの力を発揮できていません。
アメリカ大リーグに行き、コーチやいろいろな方の意見も取り入れ、自分にあったトレーニングを続け、努力を重ねた結果、この偉業を達成したのです。
日本にいるときは、まだ、あそこまでは到達していません。
日本にいるときから、ずっと努力を続けてきた結果、ようやくあそこまでの偉業を達成したと言えるのです。
野球で言えば、王貞治さん、イチローさん、福本豊さんなど、世界的な記録を出した方はもちろん、どのスポーツでも、研究でも、文学・芸術でも、同じです。
自分にあった環境で、自分の不断の努力を続ける以外に、出来るようになる方法などないのです。
前の定期テストから全く勉強しないで、次のテスト直前だけ勉強して、希望の点数を取ることなど、難しいのです。
もちろん、定期テストくらいなら、可能かもしれません。
しかし、入試となると難しいのです。
ところが、コツコツやる、努力をするということを、今の子ども達は、ダサいとどこかでバカにし、少しの努力で最大限の結果が欲しい、すぐにできるようになりたいと言います。
そんなことは、あり得ないのです。
よく、ビジネスの世界でも、「最近の若い者は…」と言われます。
ある意味で、今の時代にあっていない、私と同じように昭和な考えのところもあるでしょう。
しかし、そうとばかりは言い切れないのです。
今の若者は、上司とお酒を飲みに行くことをしなくなったと、よく言われます。
それが無駄だと、仕事が終われば、夜まで仕事のように拘束されたくない、自分の時間を大切にしたい、という気持ちはわかります。
それは、納得できるところもあり、自分を大切にすることは、とても大切なことだと思いますから、尊重したいと私も思います。
では、反対に、仕事の場では伝えられない、仕事の苦労、縦のつながりである異世代との交流、上司から学べる人としての大切なものなどを、自分で学ぶ努力はしなければなりません。
アメリカでは、昭和の時代の日本の職場以外での交流が、実は、日本の発展の隠れた原動力であったことを見抜いています。
Google、Amazon、Meta(Facebook)、Appleなどを筆頭に、アメリカの大手企業は、オンラインをやめるか減らし、職場以外での社員同士の交流を積極的に活用する動きを取り入れています。
日本の発展が遅れていくことは、しかたがないかもしれません。
その中で、飲みに行かなくてもいいので、どうしたら、自分は仕事で会社にもっと貢献できるかを考え、給与や昇進をしたいのであれば、その努力は続けることはしなければなりません。
自分の考えを主張することは、とても大切なことです。
それと同時に、自分で努力をすることも続けなければなりません。
その努力を続けるために、自分としっかりと向き合うことは、当然のこととして必要なのです。
そのために、多くの方は、自分を高めるために「人としてどうあるか」ということを考えるのです。
私もそのために「人としてどうあるか」ということも発信していきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も1日、元気にお過ごしください。