中学受験と不登校(690)中学不登校生の内申対策3

今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
先日、「探究横丁ちょいすくプロジェクト」でオンラインセミナーで、少しだけお話させていただく機会があり、そこから、中学不登校生の進路について考えています。
今回も、中学不登校生の内申対策について、前回に続いて一緒に考えてみたいと思います。
内申対策において、定期テストは受けることが求められます。
そのためには、学校に行かなければなりません。
私も以前は、フリースクールに定期テストを送っていただき、フリースクールで実施をしていたのですが、最近は、それでは公平性が担保できないということもあり、原則、テストだけは学校で受けることが求められます。
このために、中学校に行くということが、どうしても必要になります。
しかも、中学校によっては、教室の問題、教師のテスト監督の問題等で、別室でのテストを受けられないことがあります。
そうすると、一番行きたくない中学校の教室に入って、テストを受けることを求められることになります。
最も避けたいことを、要求されるのですから、それは、無理があります。
テストというだけでも緊張するところを、教室でテストを受けるというのは、
それが出来るくらいなら、教室で授業を受けているのです。
そのために、前回、お伝えしたご家族が学校とうまくつながり、先生方にもご理解をいただいき、提出物から始めて、その提出物を学校に持っていくことで、学校に慣れておくことは、重要なことなのです。
前回お伝えした、私がフリースクールで出会った子どもも、提出物を受け取りに行き、それをフリースクールで一緒に考えて、出来たものを提出に行くということで、慣れていきました。
定期テストは、中学3年生の1学期末から、学校の別室で受けることができるようになりました。
ここにも、先生方の配慮があり、別室での受けることを認めていただきました。
最初は、テストの日の放課後、他の子ども達が帰った後に、私服で来ていいからと、制服を着ずに午後から登校して、受けていました。
2学期の中間テストからは、他の子ども達と同じ時間に受けに行くことができるようになりました。
その子どもは、小学校も全く通っていなかったので、近所の数人くらいしか知り合いもいないため、ある意味で周りのことも、どうせ知らない人ばかりだからと、同じ時間にテストに行くことはできました。
それでも、教室には行けないということで、別室で受けさせてもらっていました。
この学校のテストの受験が内申点対策としては、とても大きな問題になります。
ここが難しいと、結果的に内申点をつけてもらうことが難しくなり、高校の受験ができなくなってしまいます。
だからと言って、受けるだけでいいかという問題がどうしても出てきます。
そのことについては、次回、お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。
※「探究横丁ちょいすくプロジェクト」の第3回の様子は、Youtubeで一般公開されています。
ぜひ、ご覧ください。
第3回
教員×保護者
学びの多様性を本気で考える
選択肢を広げる教育!
~受験が変われば、子どもも大人も世の中も変わる~
https://www.youtube.com/watch?v=ToOE0ub-cFk&t=249s