『受験をやめたい』は本心かSOSか
子どもの言葉をどう受け止めるか
今日も私のブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
子どもから
「もう受験をやめたい」
と言われたとき、ものすごくご家族は動揺されると思います。
本気でそう思っているのか。
今だけつらくて言っているのか。
ここで受け止め方を間違えると、その後の親子関係まで苦しくなります。
このとき大切なことは、すぐに意味を一つに決めないことです。
親が結論を急ぎたくなるのは自然です
親としては、
- ここまで頑張ってきたのに
- 本当はやめたくないのでは
- 今だけしんどいのでは
- ここでやめたら後悔するのでは
と考えます。
一方で、
- ここまで苦しいならやめさせた方がいいのでは
- もう限界なのでは
- 無理をさせているのでは
という不安も出てきます。
だからこそ、親はすぐに結論を出したくなります。
ですが、子どもの「やめたい」は、言葉の表面だけでは判断しにくいことが多いです。
「やめたい」に含まれやすい意味
1. 本当に受験を終えたい
受験そのものに意味を感じられなくなっている状態です。
2. 今のやり方が苦しい
- 今の塾
- 今の宿題量
- 今の生活リズム
- 今の親子関係
が苦しくて「やめたい」と言っている場合です。
3. 一時的に止まりたい
完全にやめたいわけではなく、休みたい気持ちが混ざっていることがあります。
4. 分かってほしい
「こんなに苦しい」ということを、親に気づいてほしくて言葉にしている場合です。
5. 失敗が怖い
結果への不安が大きすぎて、「やめたい」という形で逃げたい気持ちが出ている場合です。
本心と一時的SOSをどう見分けるか
この言葉が、子どもの本心なのかどうかを見極める必要があります。
- 継続して同じ言葉が出ているか
- 受験以外の場面でも元気が落ちているか
- 「何が嫌か」を少しでも言葉にできるか
- 休ませたときに少し回復するか
これらは大きな手がかりになります。
親が言いがちな逆効果の言葉
ここでご家族がどうしても行ってしまいがちな言葉があります。
- ここまで頑張ってきたのにもったいない
- 今だけだから頑張りなさい
- そんなことを言っていたら何もできない
- 本当はやめたくないんでしょう
- じゃあ本当にやめるの?
こうした言葉は、親の不安から出てくることが多いですが、子どもには「気持ちを聞いてもらえなかった」と伝わりやすいです。
最初にしたい会話の進め方
では、子どもに「受験をやめたい」と言われた時には、どうしたらいいのでしょうか?
この時は、ご家族も動揺しているので、自分の思うことを口に出してしまわれます。
でも、こういう時こそ、まずは黙ってお子さんの言葉に耳を傾けてあげて欲しいと思います。
そして、全部話し終えた後で、少しだけ言葉をかけたり、聞いてみたりするのが、よりよい方法だと思います。
- そう思うくらいしんどいんだね
- いつ頃からそう思うようになったの?
- 一番つらいのは何かな
- 今は、やめたい気持ちが強い? 休みたい気持ちに近い?
こうした聞き方の方が、子どもは背景を整理しやすくなります。
相談が必要なケース
そうして、聞いてもらっても、落ち着いてやろうとならない場合もあります。
次のようなことがある場合は、通っている塾の先生などにもご相談されるのが良いと思います。
中には、学校の先生にもご相談が必要なこともあります。
- 「やめたい」が繰り返し出る
- 生活全体が崩れている
- 身体症状がある
- 親子で話すとこじれる
- 親の間でも判断が分かれる
- 学校や塾の問題も重なっている
このようなことが出てきた場合は、ご家族だけで解決しようと思わず、学校や塾の先生にもご相談されるのが良いでしょう。
まとめ
「受験をやめたい」という言葉は、意味が一つではありません。
本当に終えたい場合もあれば、今のやり方が苦しい場合もあり、休みたい気持ちや、分かってほしい思いが混ざっていることもあります。
お子さんの「やめたい」が本心なのか、一時的なSOSなのかで対応は変わります。
見極めに迷う場合は、状況整理から一緒に考えることもできます。
相談案内もご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
どうぞ今日も良い1日でありますようにお祈りしております。
ー中学受験と不登校(1005)ー




